【高校野球】岡山学芸館・高安、鉄壁野手陣引っ張っる「守備で攻め流れつくれた」 全国高校野球選手権大会1回戦
【1回戦 岡山学芸館1―0聖カタリナ学園】無失策で守り勝った。鉄壁野手陣を引っ張ったのは2年生の遊撃手。一回いきなり連続で遊ゴロをさばき、その後も難しいゴロを冷静に処理。好投の先発沖田を助けた。 【写真】九回、聖カタリナ学園無死、松野の打球に飛びつく遊撃手高安 「苦しい展開でも守備で攻めていき、ミスなく流れをつくれた。2年生だけど引いてプレーはしない。僕が中心となり守備を動かすつもりでやっている」と胸を張った。 2番打者としても、センスが光った。一回に左前打、三回に死球で出塁し、0―0の五回は1死満塁で打席へ。追い込まれながら「狙っていた」という126キロのフォークに食らい付き、中堅へ先制犠飛。「フォークがくると、準備はできていた。後ろの打者につなぐ意識だった」と、虎の子の1点をたたき出した。 大阪出身。甲子園は何度も観戦に訪れた場所だ。古里の家族が見守る前で好守に殊勲打。「憧れの場所で努力してここに立つ姿を見せられた」と喜びをかみしめた。
中国新聞社