バルサ、イタリア代表FWキエーザへの関心強める…ユーヴェは要求額を引き下げ?
バルセロナがユヴェントス所属のイタリア代表FWフェデリコ・キエーザへの関心を強めているようだ。22日、スペイン紙『スポルト』やイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。 クラブの“レジェンド”シャビ・エルナンデス前監督と決別し、ハンジ・フリック新監督を迎えたバルセロナは、今夏の移籍市場で前線の戦力強化を画策。すでにライプツィヒからスペイン代表MFダニ・オルモを推定総額6200万ユーロ(約100億円)で獲得したものの、引き続きウイング(WG)の補強を望み、アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズを“トップターゲット”に据えていることが報じられていた。 しかし、所属クラブから新たに背番号「10」を託された同選手は今夏の残留を決断した模様。しかし、バルセロナはWGの補強を諦めておらず、現在はキエーザとミラン所属のポルトガル代表FWラファエル・レオンの動向を注視しているようだ。 報道によると、バルセロナはWG補強の具体的なオプションとしてキエーザへの関心を強めているとのこと。現地時間21日水曜日には当事者間での本格的な話し合いが行われ、ユヴェントスとキエーザの代理人を務めるファリ・ラマダニ氏は早急に交渉を成立させたいと考えているようだ。なお、当初ユヴェントスは移籍金として1500万ユーロ(約24億円)を要求していたものの、これを1000万ユーロ(約16億円)まで引き下げる意向を示しているという。 現在26歳のキエーザは左右のウイング(WG)を主戦場とするプレーヤー。フィオレンティーナの下部組織出身で2016年夏にトップチームへ昇格すると、2020年10月にはユヴェントスへレンタルで加入し、約2年後に完全移籍への移行が発表された。同クラブではここまで公式戦通算131試合に出場し32ゴール23アシストをマーク。近年は度重なる負傷に悩まされていたが、昨シーズンは公式戦37試合に出場し10ゴール3アシストという成績を残した。 しかし、現行契約が2025年6月末で満了となり、契約延長の目処も立っていないことから今夏の退団の可能性が浮上。ユヴェントスを率いるチアゴ・モッタ監督も「私たちは彼らに非常に明確に伝えてきた。彼らに才能はあるけど、もっとプレー時間を得られる他の選択肢を見つけなければならない。キエーザや他の選手たちの決断は下されている」と売却の方針を認めている。
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