プロテスト合格組が躍動! 一方、優勝経験者、元賞金女王も敗退… QT1次から最終に進出した選手は?
国内女子ツアーの来季出場権を争うQT(予選会)は、22日(金)まで3会場で行われていたファーストステージが終了した。各会場の上位者たちは、すぐさま26日から葛城ゴルフ倶楽部 宇刈C (静岡県)で開かれるファイナルステージでプレーすることになる。ここの結果次第で来年の第1回リランキングまでの出場試合数が左右される。では、どんな選手たちがファイナルに進出したのだろうか? めちゃくちゃかわいいネコちゃん【写真】 ■ファースト通過者は? 五浦庭園CC(福島)でのA地区は22人が通過。トップは昨年のプロテストに合格した20歳の吉澤柚月で、髙久みなみ、安田彩乃が続いた。5度目の挑戦で今年のプロテストに合格した六車日那乃(4位)や、同じくテスト合格組の平塚新夢(15位)も突破。2019年にシード入りしたエイミー・コガ(5位)や、ツアー通算1勝の香妻琴乃(21位)もファイナルに進んだ。 23人が通過した裾野CC (静岡)のB地区でトップだったのは、今年のプロテスト合格者の手束雅。2位には通算1勝の葭葉ルミが続いた。また吉田鈴(6位)、古家翔香(10位)もプロテストの勢いそのままに突破。ツアー通算23勝の横峯さくら(8位)や、19年以来のツアー復帰を目指す通算3勝の大江香織も18位でファイナルに進む。 小野東洋GC (兵庫)のC地区からは24人がファイナルに進み、通算1勝のセキ・ユウティンがトップ。この地区の通過者には、2位の徳永歩や3位の入谷響はじめ、前田羚菜(5位)、大久保柚季(6位)、荒木優奈(8位)、福田萌維(16位)、中村心(17位)、永田加奈恵(18位)、加藤麗奈(24位)とプロテスト合格組の名前も目立った。通算2勝の前田陽子、金田久美子、昨年のプロテストトップ合格・清本美波も通過した。 ■実績ある選手にも敗退者が… 一方で実績のある選手が、ファーストで姿を消すケースも。A地区は通算13勝の成田美寿々が31位で敗退。B地区も通算7勝の吉田弓美子、同5勝の服部真夕、同2勝の原江里菜、西山ゆかり、同1勝の斉藤愛璃、植竹希望といったツアー優勝経験を持つ中堅選手が通過に失敗した。 C地区では産休からの本格復帰を目指す通算1勝の淺井咲希や、通算2勝の堀奈津佳らがファイナル進出を逃した。さらに、こちらもツアーへの復帰を目指している通算7勝で13年の賞金女王・森田理香子も68位と苦戦。来季のレギュラーツアー出場は、推薦なども活用しながらと限定される。 もちろん1次で敗退しても、その順位に応じて優先出場順位を表すQTランクは付与される。そのため、下部のステップ・アップ・ツアーにはフル出場できる、という選手もいる。 そして、この3地区の通過者合計69人に、ファイナルから出てくる選手たちを合わせた100人強の人数で、26日から来季のレギュラーツアー出場権が争われる。次の目標になるのが、例年通りであれば“QT35位以内”。ファイナル進出者は最低でも来季のステップ・アップ・ツアーにはフル参戦が可能なQTランクにおさまるが、もちろん目指すのはレギュラーツアーで開幕を迎えることだ。