【78歳の着こなし解説】高齢者にこそ似合うのが「ジージャンやパーカー」。グレーが似合うのは特権だった!
スタイル2:グレーのワントーンは、とことんグレーにこだわる
次のグレー=さば色のスタイルは、サキソニーのトラウザーズを軸にします。ミディアムグレーは万能選手で、ジェントルマンが着る基本のグレーだと覚えてください。
トップスは、ハイネックの白のカットソーに、無彩色の深めのVネックニットを合わせます。日本ではボーダー、ヨーロッパではホリゾンタルストライプと呼びますが、これもワントーンです。
その上に羽織るのは、自分が35年ほど前にスコットランドの北にある島に行ってオリジナルで作ったインバーアラン社のハンドニットのパーカーです。これは手仕事が国宝級で、手放せない一着。さらに足元はグレーのホーズとグレーのスニーカーでまとめます。
グレーのワントーンにさらに追い打ちをかけるようにストールもグレーを。コートを着ないで寒かったら、グレーのひざかけを肩に巻いたりします。
スタイル3:グレー×グリーン×ホワイトの無彩色コーデ術
グレーの3コーディネート目は、ミディアムグレーのVネックニットが主役。ニットの中にはグリーンのシャツを合わせます。
トラウザーズは、冬に限らず一年中よく穿いている白のコーデュロイの5ポケットをチョイスして、アウターには、グリーン系のバーバリーのヴィンテージのハンティングジャケットを。ハンティングジャケットは、アコーディオンプリーツのベローズポケットが特徴的ですね。
足元のホーズはニットのグレーと色合わせして、グレーのスニーカーとコーディネート。最後の仕上げはグリーンのヴィンテージのスカーフを巻きます。グレー×グリーン×白はとてもベーシックで、普段着るときに便利ですよ。
スタイル4:4つめのスタイルは、さばではなく、さんまの味
4つめのコーディネートは、さばではなく、さんまのグレーに見立てたフランネルのトラウザーズが主役。トップスのインナーは、白のハイネックにして、グレー×白の無彩色の色合わせにします。
そこに被せるのは、シェットランドのニットメーカー「ジャミーソンズ(Jamieson’s)」のグレーと赤の小さなアクセントがあるニットパーカーで、赤とグレーと白は、料理でも大好きな合わせ方です。