「誰も幸せにならないループが回ってた」アンゴラ村長 破局から4年、相方・スーパー3助は「もう元カレと思ってない」
『キングオブコント2017』で準優勝し、その後は相方・スーパー3助さんとの「カップル芸人」としても話題になった「にゃんこスター」アンゴラ村長さん。しかし、当時は求められるイメージとやりたい仕事とのギャップに葛藤したそう。2020年に破局後もコンビを続け、今年初の単独ライブを成功させたにゃんこスターが今、目指すものとは。(全4回中の2回) 【写真】「誰かと思った」まるで別人!現在の「にゃんこスター」ほか(全17枚)
■カップル露出が増えるも「おもしろいと思えずきつかった」 ──『キングオブコント』準優勝後は、当時交際中だったスーパー3助さんとのカップル露出も増えました。当時は恋愛トークが求められるのは、本意ではなかったそうですね。
アンゴラ村長さん:そうですね。コンビでつき合っていて仲がいい感じがおもしろい、と自分たちが思えてやっているならいいと思うんです。でも、私はテレビでそういう話題をやっていてもあまりすすんで見ないかもな…と思ってしまって。自分の心に反して、思ってもいないことをやらなきゃいけないのが、当時はけっこう苦しいなと思っていました。 胃に漬物石がドンって乗っているかのような毎日で。でも、仲よしエピソードを求められたら、何か言わなきゃいけない。視聴者からも「気持ち悪い」「おもしろくない」と言われて、「私もやりたくないんですけどね」っていう。誰も幸せになってないループが回っている、みたいな。
── それはつらかったですね…。 アンゴラ村長さん:だから、別れた後に「本当に3助さんってだらしないんです」「気持ち悪くて仕方がない」ってネタにしているほうが気分がいいなって感じがしますね(笑)。 ── 3助さんと別れたことによって、ご自身のなかでどんな変化が起きたのでしょうか。 アンゴラ村長さん:3助さんと一緒に暮らしていた時期は「飲みに行くけど来る?」と誘われて行くと、いらっしゃるのがすごい上の先輩ばかりなんです。3助さん、芸歴が11年も上なんで。三四郎の小宮さんとか、鬼ヶ島の野田さんとか。そういうすごい先輩たちと飲みに行くので、自分は何もしなくてよくなっちゃう。みなさん優しいので気をつかってくれるし、おもしろいので、私はただ話を聞いて笑ってるだけでよかったんですね。