「誰も幸せにならないループが回ってた」アンゴラ村長 破局から4年、相方・スーパー3助は「もう元カレと思ってない」
でも、3助さんと別れてからは、同世代の子や後輩と飲みに行くことが増えて。そこであらためて、人間関係を築くには、自分から相手に一歩踏み込まなきゃいけないんだ、って気づいたんです。当たり前のことなんですけど…。 ── 大事なことですよね…。 アンゴラ村長さん:私自身、3助さんの飲み会ですっかり「待ち」のスタンスに慣れてしまっていました。でも、一歩踏み込んで相手に興味を持ったり、自分のことをおもしろく話したりしないと仲よくなれない。「人見知りだとか言ってられないな」という感じで考えが変わったかもしれないですね。
── 今年はにゃんこスターとして初の単独ライブも開催しました。求めるお笑いには近づけていますか? アンゴラ村長さん:そうですね。ここ数年は、本当に好きなことをやっている実感があります。「にゃんこスター」として世に出て、1年ぐらいは新ネタも作れなくて。2年目からはちょこちょこ作り出したんですが、自分たちのお笑いの理論がなかったので苦労しました。1本目のネタで売れたので、私たちは「『にゃんこスター』って、こういうことをすればウケるよね」ということを実感しないまま世に出てしまったんです。
だから、2本目のネタを作るときに、自分たちに何が期待されてるのか、まったくわからなくて。それこそ縄跳びを跳んだらおもしろいのか、音楽に合わせたらおもしろいのか。それとも3助さんの大きい声のツッコミがおもしろいのか。自分たちがどうしてウケているのかを考えながら新ネタを作らなきゃいけないのは、けっこう大変でした。 ただ、それを7年間続けてきて、今回の単独ライブでは、縄跳びが出てこなくても自分たちの持ってるものだけで笑ってもらえるようになったんです。最初の1歩は、思い描いた理想の形とは言えないけど、これまで頑張ってきて好きな道にはなってきたかなと感じています。
■もう元カレとも思っていない ──自分たちのお笑いを確立したんですね。…イヤな質問だったら申し訳ないのですが、元カレと仕事をするやりにくさはないですか? アンゴラ村長さん:もう元カレとも特に思ってないですね。ただのビジネスパートナーや相方としてしか思っていないです。たまに「3助さんとの交際中のエピソード、何かありますか」と聞かれて「あれ、何があったっけ…?」っていう。私は本当に次の男で記憶を塗り替えるタイプなんだなって。そのせいか、3助さんとの思い出をけっこう忘れていて。「本当につき合ってたんだっけ?」ぐらいですね、私からしたら(笑)。