【兵庫県知事選】何が大変?一人で戦える?橋下徹氏が分析する知事選とSNS時代 「僕は友達に電話して、ボランティア4人しか来なかった」
知事選挙の戦い方は変わった「SNS時代の選挙戦略」
お金もかかります。事務所を借りる費用で月額200万円、自民党が「出す」と言っていた費用は、「いつまでも首根っこを掴まれるから、と拒否して、全部自分で出した」と話し、選挙戦全体で数千万円の自己資金を投じ、その後所有するバイクなども売ることになった、と話します。 でも今は違います。SNS時代では、組織票や政党の後ろ盾がなくても、人が集まり個人でも戦える時代になってきた。橋下氏は、「東京都知事選で象徴的だった石丸伸二氏の場合、実際に2000人のボランティアが来た、僕は4人」といったエピソードを話しました。 また、選挙運動のスタイルも変わり、長時間の演説よりも短い動画を使うなど、効率的に政策を訴えられるようになったとします。結果、橋下氏自身が自民党と公明党の支援を得て180万票を獲得した大阪府知事選と、石丸氏が166万票を獲得した東京都知事選を比較して、「時代の変化はすごい」としました。
総選挙の3週間後に兵庫県知事選
現在の兵庫県知事選も、SNS等を最大限に活用すれば、一人でも十分に選挙で戦えるだろうと評価しています。いっぽうSNSには偏った情報だけが入ってきやすい特性もあり、有権者は、様々な情報源から得られる情報を分析して、候補者を評価することが求められています。 衆議院選挙の投開票日は10月27日、その3週間後となる11月17日に兵庫県知事選挙の投開票が行われることになります。国政選挙の余韻が残る中で、注目の地方選挙が行われる興味深い秋となりそうです。 兵庫県知事選挙には、出直しを目指す斎藤前知事のほか、前尼崎市長の稲村和美さん(51)が出馬の意向を固めています。共産党が推薦する医師の大澤芳清さん(61)が出馬を表明し、元経産省官僚の中村稔さん(62)も出馬を表明し、自民党が支援を検討しています。(10月1日現在)