26日再開業「マリンピア神戸」の全貌! 店舗増加 マリンスポーツ・BBQなど新設でまさにリゾート
「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」(神戸市垂水区、以下「マリンピア神戸」)が11月26日(火)、グランドオープンします。全145店舗をそろえるとともに、人口のラグーンでのマリンスポーツや、バーベキューなどのアクティビティを楽しめるエリアを新設。22日、各施設が報道陣に公開されました。 【写真多数】神戸でリゾート気分!新生「マリンピア」ときめくショップやフードコート 注目のラグーンエリアも マリンピア神戸は1999年、垂水区の臨海部に開業しました。23年間神戸市内外の人から親しまれたのち、2023年1月に一時閉館。リニューアルを経て、店舗数は以前の130店舗から145店舗に増加し、敷地も以前の1.3倍にあたる約9万9400平方メートルに拡大されました。 コンセプトは「マリンピアリゾート」。ショッピングに留まらず、グルメやさまざまな体験を通してあらゆる世代が一日中楽しめる空間を目指すとし、西側に新エリア「LAGOON COMMUNITY PARK(ラグーン コミュニティ パーク)」が設けられました。 ◆ショッピング 以前は複数の建物に分散されていたショップを、屋内型モール1か所に集約。国外ラグジュアリーブランドから、スポーツ、生活雑貨まで幅広いジャンルから、関西アウトレット初出店20店舗を含む145店舗がそろいました。 国内アウトレット初出店は「CAPCOM STORE ANNEX / CAPSULE LAB 」(キャラクターグッズ、カプセルトイ)と「Locker Room」(ストリートセレクトショップ)の2店舗。関西アウトレット初出店は「メルセデス・ベンツ」(自動車、グッズなど)、「3COINS+plus」(雑貨)ほか計7店舗です。建て替え前からの人気店も多数お目見えします。 加えて、1階にフードマルシェ、2階にはテラス席のあるフードコートが新設されました。フードマルシェは13店舗、200席。「GOLDEN TIGER」(飲茶レストラン)、「札幌魚河岸57番 いきいき寿司」など関西アウトレット初出店が4店舗。ほかにも、兵庫発出店の「PIECE OF BAKE」(生ドーナツ)など新業態の店もそろいます。 850席(テラス席100席含む)あるフードコートには11店舗が軒を連ねます。子ども連れに配慮した「小上がり席」があるほか、テラス席の目の前には、ラグーンや明石海峡大橋、淡路島の絶景が広がります。 店の顔ぶれもバラエティ豊かです。 「海南鶏飯食堂」(アジア料理)は関西初出店であり新業態。また、「みな麺」(「人類みな麺類」のネクストブランド)、「大阪中華さわだ飯店」(ミシュランシェフ中華)は兵庫初出店です。 神戸の肉文化を映す「神戸あか富士」(ハンバーグ)、「神戸焼肉重 田」(和牛肉重専門店)は、ともに新業態の出店となります。全国の店が入れ替わりで出店するラーメン店「POP UPラーメン」では、石川県・金沢の人気店「神仙」がトップバッターとして登場します。 ◆アクティビティも満載 ペットとも一緒に楽しめる施設に 西側に誕生した「LAGOON COMMUNITY PARK(ラグーン コミュニティ パーク)」は5つのゾーンで構成されています。砂浜のある約1万平方メートルの親水公園空間でのマリンスポーツ(カヤックなど)や、アスレチック、バーベキューなど、アウトドアアクティビティを楽しむことができます。特に、アウトレットでは初となる本格マリンスポーツは同施設の目玉の一つです。また、エリアの南端、明石海峡の絶景を背景にたたずむ「BE KOBE」モニュメントは人気のフォトスポットになりそうです。 巨大なサイネージを装備した全天候型広場では、さまざまなイベントも予定。グランドオープンの日には、サッカー元日本代表でJ1ヴィッセル神戸エヴァンジェリストの槙野智章さん、地元垂水区出身で現在セレッソ大阪で活躍する香川真司選手のトークショーが実施されます。なお、マリンピア神戸がサッカーJ1 ヴィッセル神戸と来季からのスポンサー契約を締結する運びとなったことも、この日発表されました。 子どもやペット連れ向けのサービスも。ラグーンエリアには、“あそび”のプロが常駐する子ども向けの「ボーネルンド あそびのせいかい」が、日本のアウトレットで初めて設置されました。ペットグッズなどを扱う複合ショップやドッグラン、トリミングサロンも備え、ペットとともに入店できる店もアウトレット内に約70店舗用意されています。 ◆地元企業が神戸ならではの食体験を演出 ラグーン沿いのレストラン、カフェ、バーベキュー場は、「TOOTH TOOTH」「こなな」「THE ALLEY(ジ アレイ)」などの人気ブランドを全国で90店舗展開する、地元神戸の企業「ポトマック」が手がけます。 「LAGOON TOOTH TOOTH」は、テイクアウト可能な焼き立てベーカリー、自家製麺の生パスタなどの食事を楽しめるレストラン。全ラインアップをそろえたケーキや、焼き菓子などの物販店も併設します。 約200席を備える「LAGOON BBQ CLUB」には、家族や仲間と個室感覚で過ごせるブースも。手ぶらでも、食材・ドリンク持ち込みでも楽しめる都市型バーベキュー場です。 港町のレトロモダンをコンセプトにした「喫茶 太陽コンパス」では、生カステラやサイフォンで抽出したコーヒーなど懐かしい雰囲気漂うメニューを提供します。 ◆地元からは、再開業喜ぶ声とともに周辺道路混雑への懸念も 対策は? 再開業にあたり、マリンピア神戸は駐車場を2800台分にまで増やしました。ただ、同施設を車で訪れる場合国道2号線を通るほかルートがなく、渋滞の発生が予想されます。三井不動産商業マネジメントの古瀬岳史さんによると「周辺道路の混雑は従前から課題だった」とのこと。再開業にあたっての対策は? まず、警備員(整理員)を増員して誘導体制を整備しました。駐車場は、スムーズな入出庫のためにチケットレス精算システムを導入。加えて、公共交通機関の利用を促そうと、最寄りのJR・山陽垂水駅からシャトルバスを運行するほか、公共交通機関で来館した人を対象に1000円分のお買物券プレゼントキャンペーン(進呈日限定、一定条件あり)などを通じて、周辺道路混雑回避に取り組むとのことです。 マリンピア神戸再開業を間近に控え、三井不動産常務執行役員の若林瑞穂さんは「アウトレットも、ブランド揃えや店舗数だけでなく『体験価値』が重要に。マリンピアでは恵まれたロケーションの中、“買い物以外も楽しい”という要素で差別化を図り、選ばれる施設にしていきたい」と話しました。 株式会社ポトマック代表取締役社長 COOの浜崎和弘さん「空間も料理もパワーアップして、“ハレの日常”を感じていただけるよう準備しています。夜の食事メニューも用意していますので、ぜひ平日も地域の方にもお越しいただきたい」と呼びかけました。 26日は午前8時45分から、槙野智章さんや香川真司選手らが登壇してのセレモニーが行われたあと、神戸市出身のジャズトランぺッター、広瀬未来さんのジャズバンドによるオープニングアクトが繰り広げられます。
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