奥谷氏が立花氏を刑事告訴 兵庫県議会百条委委員長 SNSなどで虚偽内容を投稿、事務所前の街宣には被害届提出
兵庫県知事選に立候補した政治団体代表の立花孝志氏(57)に交流サイト(SNS)などで虚偽内容を投稿され、名誉を毀損されたとして、告発文書問題を検証する県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員長を務める奥谷謙一県議(神戸市北区選出)が、県警に名誉毀損容疑で告訴状を提出し、受理されたことが22日、分かった。また、立花氏に事務所兼自宅前で演説をされたとして、脅迫と威力業務妨害容疑でも被害届を出し、受理された。 【写真】稲村氏後援会が告訴「多数の虚偽通報でX凍結」 奥谷県議によると、立花氏は知事選期間中の10月31日~11月19日、自身のX(旧ツイッター)やユーチューブで、「奥谷県議がマスコミに圧力をかけて(告発文書を作成した)元西播磨県民局長の自殺原因を隠していた」などとする虚偽の内容を投稿して、名誉を毀損したと主張している。 また、11月3日に奥谷氏の事務所兼自宅前で立花氏が街頭演説を行い、「ひきこもってないで出て来いよ」「これ以上脅して奥谷が自死しても困るので、これくらいにしておく」などと声を上げてインターホンを押すなどして脅され、業務を妨害されたとしている。 奥谷氏の自宅や職場には「サイテー」「消えろ」「逃げやがって、辞めろ」といった電話やファクスのほか、SNSでの書き込みがみられたという。奥谷氏は19日に会見し、家族を避難させたと明かし、「デマが広がることに恐怖を覚える」と述べていた。 一方、立花氏は22日に東京都内で開いた会見で「奥谷氏は私がデマを述べている、拡散していると会見で言っている。遅くとも来週中には東京地裁に提訴する」と奥谷氏に対する民事訴訟をする考えを示した。