こまめに洗っているはずなのに、トイレの「悪臭」が消えない…。どのような道具で洗うのが効果的なの?
毎日こまめに掃除しているのにトイレから嫌な臭いがする、という悩みを抱えていませんか。実は、見落としがちな汚れや、正しい道具を使っていないことが悪臭の原因になっているかもしれません。 本記事では、トイレの悪臭を根本から取り除くために効果的な掃除道具をご紹介します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
トイレの臭いの原因
普段からトイレを掃除していても、なぜか気になる臭いが残る原因としては、目に見えない汚れが残っていたり、意外な場所から臭いが発生したりしている可能性が考えられます。 トイレの臭いの主な原因は以下の2つです。それぞれの原因を理解し、効果的な対策に役立てましょう。 ■アンモニア臭 立ったまま用を足す際に、尿の飛沫が便座の裏や便器内、壁や床に飛び散り、それが臭いの元となることがあります。これらの飛沫は目には見えにくいため、掃除の際に見逃されやすく、アンモニア臭が残ってしまうというわけです。 ■雑菌臭 トイレは湿度が高く、雑菌が繁殖しやすい環境です。特に、便器のフチ裏やトイレタンクの内部、便器と床の接合部、換気扇などは雑菌が溜まりやすいポイントです。こうした場所に雑菌が増えることで、不快な臭いが発生します。 ■下水臭 下水のような臭いが気になる場合は、下水管が原因であることがあります。トイレ内の封水(トイレの便器内に常時たまっている水)が不足していたり、排水管が詰まっていたりすると、下水管からの臭いが逆流しやすくなるのです。
アンモニア臭を消す方法
アンモニア臭を消したいなら、壁や床、換気扇に染み付いたアルカリ性の成分を酸性で中和する方法が効果的です。家庭で手軽に使えるアイテムとしてはクエン酸がおすすめです。クエン酸の酸性がアンモニアのアルカリ性を中和してくれるので、臭いの発生を抑える効果があります。 対策としては、クエン酸水を作り、天井から壁、床に向けてスプレーし、5分ほど放置してから水拭きすると良いでしょう。クエン酸水の作り方は、水200mlにクエン酸小さじ1/2を加えて(濃度1%)よく混ぜるだけです。 ■トイレのアンモニア臭対策に必要な道具 アンモニア臭を消すために欠かせないのはクエン酸です。粉末タイプのクエン酸は、300g入りで約300円から購入できます。粉末を使う場合はスプレーボトルも用意しましょう。 すぐに使いたい場合は、クエン酸水が入ったスプレータイプもおすすめです。こちらは400ml入りで約360円から販売されており、手間なくそのまま使えるので便利です。