大阪府・吉村知事が定例会見4月15日(全文1)個人50万円・中小100万円の休業補償
本を読んで想像力を豊かにしてほしい
まさに子供の状況、状態、あるいは家庭の状態というか、そういうのも見守っていこうということで、ある意味、2000円という図書カードの話だけが何か先行して今ニュースで出てましたけども、この2000円というものに、それは大きな予算になります。20億円になりますが、100万人ですから。大事なのはそこの2000円ということだけじゃなくて、僕が込めたいメッセージとしてはその2000円で本を読んで、いろんな想像力を付けねっていうこと、勉強してねっていうこと以外にも、子供たちをしっかり、心のケアとか様子を学校の先生にやっぱり見てもらおうと、そういうことがいわゆるメインの思いとして入れています。 その図書カードを使って漢字ドリルとかいろいろ買ってもらって、そして家庭学習の促進へということにつなげていきたいと思います。予算規模は20億円、対象者は100万人です。カードについては4月中に学校に到着する予定です。そこからそれぞれの学校から子供たちに面談をしたり、子供と会いながら配って、子供たちの様子を確認して心のケアをしていくということをぜひ実施したいと思います。 引き続いて2点目ですが、子供たちも、これも関連しますが、心身のケアについてです。SNSを活用した相談事業をさらに拡充します。現在、休校中のさまざまな不安とか悩みを抱える子供たちのためのLINE相談というのをやっていますが、そのLINE相談は毎週月曜日、週1回だけを実施しているという状況です。これを4月15日から5月6日まで、緊急事態宣言が終わる日までは毎日実施します。これは対象は小中高、支援学校に通学するすべての児童、生徒です。
子供の悩み相談電話は「なにわっこ にっこり」
2つ目です。これも趣旨は一緒です。子供たちの悩みの相談のフリーダイヤル体制強化事業ということで、子供たちが悩みがあるときに、LINEじゃない別の手段で、例えば電話相談、電話をして悩みを相談できるようにする24時間365日設置している相談員も増やして、4月16日から5月6日まではずっとやるということです。ここに電話番号書いていますが、フリーダイヤルで0120-7285-25「なにわっこ にっこり」とありますけれども、これを24時間365日、相談員を増強しながら5月6日までやっていきます。 引き続いてDVの対策です。外出の自粛が長引くということで、今後DVの相談が増えてくることが予想されますし、それからやはり相談事があればぜひ相談をいただきたいというふうに思います。そこで被害者の方の増加というのも見込まれるところです。ですので、女性相談センターの相談支援体制を強化するとともに、臨時のシェルター、緊急避難措置を増強いたします。まず相談センターの増員ですけども、平日の相談員を1名増やしまして、4月16日から5月6日までの平日、これは相談センターを増強して、相談体制を強化します。併せて30室、35日間について予算組みをして、いわゆるホテルを借り上げします。ホテルを借り上げて、そこでDVがあったときの、いざというときのシェルターにしていきたいと思います。 そして、もう1つは高齢者、障害者の皆さんへのケア、支援についてです。これは、やはりここも5月6日までの自宅での生活、外出の自粛をお願いしていますので、要支援者の方が孤立したり不安を抱えないようにするために地域のネットワークを活用して見守り活動を増強していきます。そして虐待とかDV等があれば速やかに関係機関につないでいきます。