防御率、勝ち星でリーグ3位の今永昇太 MLB1年目の活躍を指揮官も絶賛「最高の形容詞がいくつもある」
カブスの今永昇太は現地時間9月16日(日本時間17日)、本拠地で行われたアスレチックス戦に先発登板。6回5安打2失点、自己最多となる11奪三振の好投で14勝目(3敗)を挙げた。 【動画】今永昇太が自己最多11奪三振!今季14勝目のピッチング 初回、今永は先頭のジェイコブ・ウィルソンに三塁打を浴びていきなりピンチを招くも、後続を抑えて無失点。続く2回は、1死一塁からタイラー・ネビンを見逃し三振に仕留め、このアウトでシーズン規定投球回数(162イニング)に到達。なお、日本人投手でメジャー1年目に規定投球回に到達したのは、昨年の千賀滉大に続き8人目となった。 3回は先頭に四球を与え、続くブレント・ルーカーに2点本塁打を浴びるも、後続を3者連続三振に仕留める圧巻の投球を披露。味方の大量援護にも支えられ、快調に飛ばした。 9-2で迎えた6回1死一塁の場面では、タイラー・ソーダーストロムから空振り三振を奪い、自己最多となる11奪三振を記録。6回99球の熱投で、14勝目を手にした。 今永の好投に対し、米メディア『MLB.com』は「ショー・グッド:イマナガが11三振でキャリアハイを記録」と題した記事を配信。記事内で、カブスのクレイグ・カウンセル監督のコメントを紹介している。 カウンセル監督は、今永がメジャー1年目を乗り切った最も印象的な出来事を問われると「ショータがそれにどう対処したかについては、最高の形容詞がいくつもある」と語ったという。 また、「彼がうまく対応できなかったことを思いつこうとしているが、思いつくか分からない。彼は、私たちが彼に尋ねようとしたあらゆる質問やテストに、本当によく合格した」と絶賛。続けて、「彼が一貫して私たちに見せてくれたもう1つのことは、彼が得意とする分野でいかに自分が優れているかだ」と、今季の活躍を称える様子を伝えた。 今永はこれで、直近5試合の登板全てで勝利投手に輝く抜群の安定感を誇っている。防御率3.03、勝利数14はいずれもナ・リーグ3位。プレーオフ進出を目指すチームの主力として、どれだけ勝ち星を伸ばすことができるか注目だ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]