トランプ氏再登板で変わる世界 ロシア、ウクライナ、中東への影響は 専門家「戦争を止めた実績を作りたい」アメリカ大統領選【報道特集】
エリノアさん 「周りの女の子たちは泣いていました。本当に心を痛めました。トランプ政権で、私たちは苦悩しながら大人になりました。日々、『女性は重要な存在ではない』と言われ続けたのです」 村瀬キャスター 「トランプ氏が大統領だったから、政治に関心を持ったのですか」 エリノアさん 「そうです。自分の基本的な権利を否定されたことから行動に駆り立てられ、声を上げて社会を変えていこうと行動するようになったのです」 エリノアさんたち参加者は、ホワイトハウスの周りを行進。“投票で自分の意志を示そう”と訴えた。 ■投票日前夜、大統領選の現場は… 投票日前夜、ハリス陣営は最後の集会を激戦州・ペンシルベニア最大の都市で行った。 村瀬キャスター 「最後の訴えをフィラデルフィアの会場で、ハリス副大統領がこれから行います。私の場所からはほとんど米粒ぐらいにしか見えないんですけれども、たくさんの人が集まっています」 レディー・ガガなど有名アーティストも多く駆けつけ、大観衆が最後の訴えに耳を傾けた。 ハリス氏 「恐怖と分断に動かされてきた10年間の政治に、ついに終止符を打つ機会が訪れました。私たちが戦えば勝てる」 一方、トランプ陣営もペンシルベニアで集会を開いていた。 村瀬キャスター 「ほとんどの人が、既に2時間近くトランプ前大統領の登場を待ち続けています。それだけ熱心な支持者たちがいることがよくわかります。ただ一方で空席もあります。最後列ですけれども、前の方を見ても結構空席が目立ちます」 会場の入りは6割程度。最終日にも関わらず空席が目立つなか、トランプ氏が最後の訴えを行った。 トランプ氏 「インフレや犯罪者の侵略を食い止めて、アメリカンドリームを取り戻す。アメリカを再び偉大に!」 ■運命の投票日 首都では抗議デモの暴徒化を警戒 そして迎えた投票日。 村瀬キャスター 「選挙当日になりました。ワシントン市内は板を打ち付けている店が目立つようになりました。選挙結果に不満を持つ人たちが抗議デモなどで暴徒化することを警戒して、防御策を施しているんですね」