《嫌いなタレント政治家ランキング》元アナと元アイドルを抑えた断トツ1位は“ミリオン歌手”
10月の衆院選では自民党が予想以上の大敗、迷走が続く石破茂内閣は支持率もダダ下がり……。今井絵理子氏、生稲晃子氏の政務官就任が話題だが、国民からのタレント議員の評価は実際どうなのか。大人男女にアンケートを取った結果は納得!? 意外!? 令和の時代に好かれる政治家と嫌われる政治家、その差はいったい? 【写真】「嫌いなタレント政治家ランキング」ベスト10結果表 石破茂首相が衆議院を解散したことに伴う、第50回衆議院総選挙が10月27日に投開票された。自民党の「政治とカネ」にフォーカスが当たった今回の選挙では、大物議員が落選する波乱が起きる一方で、具体的な政策を掲げる国民民主党が躍進するなど、国民のシビアな審判が下された。この影響は、来夏に行われる参議院選挙まで続きそうで、人気や知名度だけが先行するタレント議員たちは戦々恐々としているかもしれない。 そこで本誌では、全国の30歳以上70歳以下の男女500人を対象に、「令和に入ってから実績を残したと思う(=好きな)タレント政治家と実績を残していない(=嫌いな)タレント政治家」をアンケート。実績や政策が明確ではないタレント政治家は、お役御免になるかもしれない!?
「裏金問題で有権者が裏切られたと感じた」
まず、嫌いなタレント政治家の5位にランクインしたのは、「言動に品がなさすぎた。政治家が有権者にお助けくださいなんて言ったらおしまいです」(55歳・東京都・女性)といった意見が届いた丸川珠代氏。これまで環境大臣やオリンピック・パラリンピック担当大臣などを歴任してきたが、政治資金収支報告書に822万円の不記載が判明し、裏金問題の渦中の人物に。選挙中は、「どうかお助けください!」と絶叫する姿が注日を集めたが、むしろ反感を買ってしまったことは、このアンケートからも明らかだろう。 政治や歴史に精通する評論家で国士舘大学大学院客員教授の八幡和郎さんは「丸川さんを元タレントとして扱っていいかは再考の余地があるが」と前置きしたうえで、「キャスターやコメンテーターといった肩書を持つ政治家は、クリーンで知的ととらえられるため好意的な票を集めやすい。だが、裏金問題で裏切られたと有権者が感じ、これほどまでの逆風が吹いたということなのでしょう」 比例区への重複立候補が党から認められなかったため復活当選もできず、夫である大塚拓元内閣府副大臣も落選。今後どう信頼を取り戻すのか見ものだ。 続く4位にランクインしたのは、れいわ新選組の党首、山本太郎氏。「消費税廃止や給付金支給などバラマキを訴えているが、聞こえがいいことばかり言っている。絵空事だけでは政治はできません。党の代表なのだから批判ばかりでなく、具体性のある議案を出すべき」(51歳・熊本県・女性)と手厳しい声が集まった。