【JBCレディスクラシック】3歳馬アンモシエラが逃走V 横山武史「ギャンブルではありましたが…」
[JpnI・JBCレディスクラシック=2024年11月4日(月曜)3歳上牝、佐賀競馬場・ダート1860メートル] 【写真】佐賀のファンにサインを続ける横山武 4日の佐賀競馬場で行われたJpnⅠ・JBCレディスクラシックは、4番人気のアンモシエラ(牝3・松永幹)が逃げ切って優勝。デビュー12戦目でうれしい初のGⅠ級タイトルを手に入れた。勝ち時計は1分59秒6(良)。2着は1番人気グランブリッジで、3着にはテンカジョウが入った。
勝負に出た2周目4コーナー
「逃げることしか考えていなかった」と横山武。大外枠から果敢にハナを奪うと、1周目は定石通りに砂の深い内を空けてマイペースで流れに乗った。人馬が勝負に出たのは2周目の4コーナー。パートナーを馬場の内へと導き、一気にスパートした。「ギャンブルではありましたが、内外の差を使って後続を離そうと」。鞍上の期待に応える力強い伸びでインから堂々、4馬身突き抜けた。 レース後、スタンドから沸き起こった〝タケシコール〟に両手を広げて応えた若き名手。「3歳でこれだけ強い勝ち方なら、今後の成長がさらに楽しみ。僕自身、佐賀で地方GⅠを初めて勝つことができて、この競馬場が大好きになりました」とパートナーの将来性に太鼓判を押した。 熊本県出身の松永幹調教師も「強い相手によく頑張ってくれました。いいスピードを持っていて、それをずっと持続してくれるのがこの馬の良さ。まだ完成という馬ではないので、これからもっと良くなると思います」と明るい表情。次走は未定ながら、九州の地でつかんだ自信を胸に今後のさらなる飛躍を期待していた。
東スポ競馬編集部