イスラエル、イエメンの国際空港を空爆…WHOのテドロス事務局長「数メートル離れた場所にいた」
【エルサレム=金子靖志】イスラエル軍は26日、イエメンの反政府勢力フーシの軍事施設を標的とし、同国沿岸部や内陸部を空爆したと発表した。ロイター通信によると、首都サヌアの国際空港や発電所なども攻撃を受け、少なくとも6人が死亡、約40人が負傷した。 【写真】女性記者は防弾チョッキを着用していたが…頭部に銃撃受け死亡
空爆時、サヌアの国際空港では、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長やWHO職員らが飛行機に搭乗しようとしていたところだった。テドロス氏は声明で、自身や職員らが「被害のあった場所から数メートル離れた場所にいた」と明らかにした。いずれもけがはなかったという。
ただ、ロイター通信によると、空港では3人の死者が出た。イスラエル軍は、空港内の軍事インフラを攻撃したと主張している。
フーシはイスラエルへの攻撃を繰り返しており、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は22日に攻勢を強める構えを示していた。