初Vの琴桜一夜明け会見 縁のある石破首相から祝福メッセージも届く 来場所の綱とりへ力もらう
大相撲九州場所で初優勝を飾った大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)に、石破茂首相から祝福メッセージが届いた。同場所千秋楽から一夜明けた25日、福岡市の部屋で会見。会見を見守っていた師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)が突如、自身のスマートフォンを琴桜に渡した。そこには「琴桜関の栄えある優勝を心より、お喜び申し上げますとともに、今後ますますのご活躍をお祈り致しております。内角総理大臣 石破茂」と書かれた、ショートメールが届いていた。これを見た琴桜は「ありがたいですね。本当にうれしく思います」と話し、感謝した。 【写真】スポーツ紙を手に笑顔を見せる琴桜 前夜の千秋楽パーティー中に、佐渡ケ嶽親方のもとに知らない番号から突然、電話がかかってきた。同親方が出ると、まさかの石破首相からの直電。「背筋を伸ばして電話していました」と、祝福の言葉に耳を傾け、さらに琴桜にも祝福の思いを伝えるため、ショートメールが送られてきたという。 祖父で元横綱の先代琴桜も石破首相も地元が鳥取県で、石破首相の父親が、先代琴桜の後援会長をしていた縁がある。琴桜は「この世界に入った以上、先代に追いつくことが目標でしたし、そこに1つ、手を掛けられるような状態を自分でつくることができた。悔いが残らないように、常に、最後までしっかりとやっていくつもりですし、早く追いつきたい気持ちでやっていきたい」と力説。首相から力をもらい、来年1月の初場所の綱とりへの強い思いをのぞかせていた。