横浜DeNA筒香がレイズと2年総額約13億円で合意…複数米メディア報道
ポスティングによるメジャー移籍を申請していた横浜DeNAの筒香嘉智外野手(28)がタンパベイ・レイズと契約合意した。地元紙タンパベイ・タイムズ紙のマーク・トプキン氏が13日(日本時間14日)、ツイッターで一報。MLBの公式サイトやCBSスポーツなど複数のメディアが、そのニュースを後追いで報じた。ポスティング費用は240万ドル(約2億6000万円)で、契約は2年総額1200万ドル(約13億円)前後だという。 当初、メジャー関係者の間では、最大評価で3年2000万ドル(約21億8000万円)の値段がついてもおかしくないとされていた。2年で1200万ドルの評価は最大に近い。それでも米メディアによると、筒香サイドは、レイズ以外には、タイガース、ブルージェイズ、ホワイトソックス、ツインズから話があり、レイズよりも高いオファーもあったが、チームへのフィットを最優先にレイズが選ばれたという。 筒香は、9日からサンディエゴでスタートしたウインターミーティングに合わせて渡米。現地でワークアウトを実施して、レイズ、ブルージェイズなど複数の球団が参加した。レイズからはケビン・キャッシュ監督をはじめ、複数のフロントスタッフが訪れ、バッティングだけでなく、外内野の守備力など、その実力を最終チェックした。 レイズは今季ア・リーグ東地区でヤンキースに次ぐ2位で、ワイルドカードで勝ちディビジョンシリーズに進出したが、アストロズに敗れた。今季は、チーム本塁打数が217本しかなく、これはア・リーグ15球団中11位の成績。本塁打を打てるパワーヒッターを求めていたというチーム事情があり筒香がマッチした。 米メディアによると来季のレイズの予定布陣としては、レフトは今季33本塁打を放ったオースティン・メドウズ、ライトにはパドレスから今季33本塁打のハンター・レンフローを獲得しているため、チームは主に筒香をDHで起用する考えで、外野、一塁、三塁での起用も視野に入れているという。打順は6番が有力。 来季に向けては左打者が充実しており、対右投手用には、一塁に韓国人メジャーリーガーの崔志万がいる。 崔志万は、今季127試合に出場、打率.261、19本塁打、63打点の数字を残している。