スペック最強は誰だ!? 日本代表、最新メンバー能力値ランキング6位。上手いけど…。クラブで批判の理由はフィジカル?
15日、サッカー日本代表は2026年のワールドカップ(W杯)・アジア最終予選第5戦目、アウェイのインドネシア代表戦で大量得点を奪い勝利した。これで4勝1分の勝ち点13。2位との勝ち点差は7となりW杯出場に大きく近づいた。誰が出ても点が取れる日本代表はまさに史上最強。そんな代表メンバーの能力値をランキング形式で紹介する。(成績、市場価値は11月17日現在。『transfermarkt』を参照)
6位:鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド) 生年月日:1996年8月5日 市場価値:1800万ユーロ(約28.8億円) 24/25リーグ戦成績:11試合0得点0アシスト 日本代表通算成績:37試合8得点5アシスト 6位にランクインした鎌田だが、クラブで苦しんでいる理由のひとつは、今回の能力値の項目にもある「フィジカル」ではないだろうか。72.3という数値は日本代表の中でも低いものとなっている。 特にクリスタル・パレスが所属しているプレミアリーグは、世界でも屈指のフィジカルモンスターたちが集うリーグであり、強さ・速さ・高さで劣る鎌田は自身のストロングポイントを出せていない状況が続いている。 では、鎌田の強みは何だろうか? それは「スキル」と「IQ」だ。フランクフルト時代にはよく見せていた上半身の良い姿勢から生まれるドリブルと、ゴール前での正確なシュートは足元の技術がないとできないプレーであり、「スキル」の数値は82.3となった。 また、シャドウとボランチの両ポジションを高い水準でこなす鎌田だが、どちらのポジションで出場してもビルドアップをスムーズにすることに特化した選手のように思える。 シャドウで起用されたときは裏抜けをすることはほとんどなく、ボランチがボールを持ったときの逃げ道となるようなサポートの位置を取ることが多い。ボランチで起用されたときは、ウイングバックの選手を押し上げるためにサイドに流れてボールを引き取る動きが多く見られる。 こういった動きはチーム全体の動き、試合の流れを把握していないとできないプレーであり、やはり鎌田の「IQ」(84.7)は高いものがあるだろう。
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