宇野昌磨さん「自分のスケート人生は120点」 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋
宇野:僕は理屈っぽくなってしまうんですよね。ジャンプも人に教えたことは何度かあるんですけど、すごく理屈っぽくなっちゃう。こうだから大丈夫。そうなるのは仕方ないって。そのときに「後々、よくなる」ということも伝えるんですけど、現役生活を過ごしていた中で、先のことよりも今日が1番大切っていう気持ちになるのもわかるんです。だから言葉が出なくなってしまうんですけど、きっと、目先のことだけではなく先を見ることも大事かなと思います。 KENJI:そうやね。その1日をちゃんと気持ちよく終わらせて次に行くっていうのもあるもんね。 宇野:そうなんです。気持ちがとてもわかるからこそなんですけど、そこで頑張ると次の日にも響いてしまって、本来良かったはずが……とか、いろいろ考えてしまって。僕もそんなに言える立場じゃないので、難しいです。
KENJI:もしアドバイスするなら、もうちょっと先を見ようと。そんな昌磨くんは、これまで試合で採点されてきましたけど、自分のスケート人生に点数をつけるとしたら100点満点中何点ですか。 宇野:120点です。競技者という面に関してはここまでの選手になれると思っていなかったんです。今、改めて振り返っても、自分がもっとここでこうしとけばよかったって思うことがひとつも思い当たらない。自分が努力しやすい環境を作ってくださった周りの方に感謝をしていますし、悔いの残らない練習を積み重ねた自分を褒めたい。その上で、自分が望む以上のものが残せたと思うので、120点という数字を書かせていただきました。 KENJI:本当にすごい。 宇野:たくさん失敗はしましたけど、その後に必ず生きてきたんです。たくさんの失敗が失敗のままで終わることは、未来の自分が頑張れば、(失敗で終わることは)ないことだと思うので、後悔はないです。
KENJI:一回放送をするのはやめて、僕が言ったことにしていただけますか。今のすごくかっこよかった。未来の自分が頑張ってくれたらいいよね。今日は本当に貴重な話、ありがとうございました。すごく楽しかった。 宇野:はい。本当に未来の自分が頑張ってくれたらいいですし、僕も楽しかったです。 KENJI:最後に、番組を見てくれているファンの方へぜひメッセージをお願いします。