ラツィオ、サッリ監督辞任で鎌田大地の境遇に変化は?伊紙が見解「カマダはますます…」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が電撃辞任したことで、今後の起用法などに変化はあるのだろうか。イタリア紙が14日、分析を行っている。 【動画】ラツィオ監督を辞任に追い込んだウディネーゼ戦 鎌田大地は後半途中から出場
ラツィオはセリエA第28節でウディネーゼに敗れ、12勝4分12敗の成績で9位と低迷。来シーズンの欧州カップ戦への道が極めて困難となる中、“辞任しない監督”と囁かれていたマウリツィオ・サッリがついにキャリアで初めて辞任を決断した。 日本時間17日に予定されているフロジノーネとの次戦では、アシスタントコーチを務めてきたジョヴァンニ・マルトゥシェッロが暫定監督として指揮を執るが、MF鎌田大地が所属するチームに何らかの変化が生まれるのだろうか。 イタリア紙『Corriere dello Sport』は14日、「マルトゥシェッロは(チームの)原則というより時間割を変更」との見出しをつけ、元アシスタントコーチがチームの要望に応じて練習時間を午後から午前とするなど、サッリ時代のルーティンを変更したことを伝えている。 一方、システムについてはサッリの4-3-3が維持されると指摘。ただ、試合途中において、ウディネーゼ戦終盤のように4-2-3-1へ変更される可能性も示唆している。 そのうえでマルトゥシェッロ指揮下の次戦では、左足首を負傷した守護神のイーヴァン・プロヴェデルに代わってフリストス・マンダスが起用される見込みであるほか、ディフェンスラインは、マヌエル・ラッザリ、マリオ・ヒラ、アレッシオ・ロマニョーリ、アダム・マルシッチの顔ぶれとなることを予想。ルカ・ペッレグリーニとエルセイド・ヒュサイは「控えとなるようだ」と伝えた。 続いて中盤では、ミラン戦でレッドカードを受けたマテオ・ゲンドゥージの2試合出場停止に対する不服申立が認められなければ、マティアス・ベシーノ、ダニーロ・カタルディ、ルイス・アルベルトの3人が「唯一起用可能なトリオ」であると主張している。 昨夏にラツィオに加入すると、サッリ指揮下でポジション確保に苦戦して出場機会に恵まれていない鎌田については「カマダはますます端役になる」との見通しを示した。最後にFWについては、「マルトゥシェッロが(グスタウ)イサクセンと(タティ)カステジャーノスの抜てきを決断しない限り、フェリピ(アンデルソン)とチーロ(インモービレ)、(マッティア)ザッカーニが攻撃をけん引する」と予想した。