太平洋側は暖かさ続く 日本海側は4日(水)にかけて 土砂災害・落雷・突風に注意を
太平洋側はきょう(火)午後も広く晴れて、気温が20℃前後まで上がる所がある見込み。一方、日本海側は不安定な天気が続くため、あす(水)にかけて土砂災害や落雷、突風に注意・警戒が必要となる。きょう(火)は、北陸や東北の日本海側も気温が高めだが、あす(水)は西寄りの風が風が冷たくなりそうだ。
4日(水)も天気二分
太平洋側は晴れている所が多く、午後は南岸ほど気温が上がる見込み。11月上旬~中旬並みの気温で、あまり着込まない方が過ごしやすくなりそうだ。この方面は、あす(水)も15℃を超える所が多い見通し。ただ、空気の乾燥した状態が続くので、火の取り扱いには注意が必要となる。
日本海側はこの時間、前線の通過で雨の降っている所があるが、あす(水)も東北や北陸を中心に大気の非常に不安定な状態が続く見込み。急な雨の強まり、落雷や突風、降ひょうに注意が必要だ。東北北部は地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがある。
気温下がる傾向
あす(水)は太平洋側でまだ気温が高いものの、日本海側は西寄りの風が冷たくなる見込み。北海道は昼間はプラスの気温だが、朝晩は0℃を下回るので、路面の凍結に十分な注意が必要だ。5日(木)~6日(金)は寒気の南下により、太平洋側でも徐々にこの時季らしい気温に近付く見通し。
今週末は、冷たい空気がさらに南の地域へ浸透しそうだ。関東など太平洋側も寒くなり、とくに朝晩はキンと張り詰めた空気に変わる見込み。北海道や本州の山沿いは大雪のおそれがあるので、車での移動は注意が必要となる。北陸の平地や西日本の日本海側で、初雪を観測する地点もありそうだ。 (気象予報士・高橋和也)