【ボートレース】渡辺優美「やっぱり強くなりたい。グランプリに出たい」〈後編〉
【女子ボートレーサー・インタビュー 渡辺優美(31=福岡)後編】 ――渡辺選手も西山貴浩選手、石野貴之選手が所属するポンコツ会の一員。第一線で活躍するレーサーからのアドバイスは役立っているのでは 【写真】ボートレース界の一大勢力「ポンコツ会」 渡辺 西山さんや石野さん、林(恵祐)さんらポンコツ会のメンバーの方から人間的にも学ぶことは多いですね。メンバーのみんなが最近好調で、林さん以外は優勝してるんですよ。まあ、林さんは監督的な存在なんで、そこは別にしてもいいのかな、と…(笑い)。 ――ポンコツ会の活動を含めて公私とも充実している感じも…。最近、ボートレース以外で何かハマっていることや趣味は 渡辺 それが特にないんですよ。強いて言うならビールですかね。お酒を飲むのは好きです。楽しむ時は楽しむ。減量する時はしっかりやる。そのメリハリをすごくつけてやっているつもりです。お酒を飲んで51キロになっても、レース場では47キロぐらいまで落とすようにしてます。 ――直近の目標、そして将来的な目標は 渡辺 G2を取ったので次はG1を勝ちたいですよね。私はスター性があるわけではないので、地道に積み重ねていきたい。それに具体的な目標で言えば年間100勝と8点勝率を残すことです。もっと身近なことなら、丸トレ(滋賀支部・丸野一樹が主催しているトレーニングチーム)でジャンプを105センチ飛べるようになりたい。今は最高90センチで助走をつければ右足だけならいけそうなんです。 ――ボートレーサーでも丸トレを取り入れている選手は増えている 渡辺 はい。ただ、目的は人によって違いますね。私は筋肉は十分あるので、体の使い方をうまくしたいので取り入れています。それがボートの操縦にも役に立ちますからね。 ――最終的な夢は 渡辺 長い目で見たら…。SGのレーシングスーツを着ることができたので、グランプリのレーシングスーツを着たい! そのためにはひとつひとつ、やらなければいけないことはあるけど、やっぱり強くなりたいです。グランプリに出たいんです! ――遠藤エミ選手以来の女子レーサーのグランプリ参戦となれば、福岡支部も盛り上がる 渡辺 私、背伸びするタイプなんです。やれることをしっかりこなして、トップレーサーの仲間入りをしたい。 ――5月には多摩川オールスターに出場。3回目のSG参戦に向け、ファンへメッセージを 渡辺 勝ち切れないことも多いけど、ファンの声援はすごく励みになる。応援してくれる方はたくさんいると改めて感じています。私自身も悔いの残らないレースをしますので、またご声援よろしくお願いします。 ――グランプリへの思いを秘めながら 渡辺 周りの方に「渡辺優美って、気付いたらいつのまにかグランプリで走ってるじゃん…って言ってもらえる時がくれば、うれしいです。
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