築地市場移転問題で小池都知事が会見(全文1)豊洲新市場への移転は延期
不安、不信解消のために、市場問題プロジェクトチームを立ち上げる
その中身なんですけど、まず第1に、土壌の汚染の安全性を少なくとも、今年11月18日以降に採水された地下水の検査を行って、2年間の地下水モニタリングの結果を確認をしてから判断をするということであります。それから2番目、ちなみに、だいたいディベロッパーの方々に聞きますと、だいたいもうこれだけやっていれば、安全性は確認できているんだと、だからいいんですという話を聞きますけれども、それはディベロッパーの都合であって、私たち都民のその安全性に対する信頼性が、その2年間を待たずして、それでオッケーを出してしまうことについてはいかがなものかと思います。 きのうも三菱自動車が記者会見行っておられますね。大気汚染の問題もこれまでもありました、いろんな計算の話もありました。やはりそういったことを企業はやるわけですから、そのことを私は2年間であるならばこれをきっちりやるべきであるというのがまず1点。ですからプロジェクトチームでこの点について、チェックをしていただきたい。 2番目ですけれども、豊洲の新市場の施設でござますけれども、実際に事業をされる業者の方々の声を率直に聞いて、可能な限り安全で働きやすいものにいたしてまいりたいと思います。言ってみれば仕立てた服に体を合わせるっていうのではなくて、実際にそこの市場で働かれる方々が体に合った服を仕立てるということが大切なわけで、どのような改善策が必要なのかといったことも同時にプロジェクトチームでチェックをしていただきたいと思っております。 3番目に豊洲の新市場に関する経済的な観点からの事業の継続性、予算の適正性、これについても調査をしてまいります。そして新たな移転時期でございますけれども、これらの調査の進展を待ち、できる限り速やかに判断をいたします。もちろん私も先ほどのオリンピック・パラリンピックの話もございました。いや、道路の建設を優先した結果、このように前倒しになったという話も聞きます。ですけれども、それら、こういったことをきちんと精査をした上で、そして結論を出していきたいということで、時期についての結論は出していて、判断はしていきたいと考えております。 それからこちら、5番目でございますけれども、豊洲の新市場に移転される方々、または移転に当たって廃業される方々への支援。これ、特に廃業される方々についてもいろいろと支援もこれまで検討してまいったところでございますけれども、それから築地の場外市場ですね。この方々への支援、これの延期に伴って生じます事象に対して、事柄に対しての相談、これについてもしっかりと検討をしてまいりたいと、こう考えております。 以上私のほうから11月7日、豊洲新市場への移転、延期について私のほうから記者会見の中身とさせていただきます。それでは、はい。 司会:それではこれより質疑に入ります。私のほうで指名をさせていただきますので、社名とお名前を名乗ってからご質問をお願いいたします。じゃあ、はい、お願いします。 【連載】築地市場移転問題で小池都知事が会見 全文2へ続く