カナダ政府、港湾労働争議終結へ仲裁命令 労使関係委に
David Ljunggren [オタワ 12日 ロイター] - カナダ政府は12日、バンクーバーやモントリオールを含む国内最大級の港湾における労働争議終結に向けた動きを加速させた。 政府が労働争議に介入するのは過去数カ月で2度目。8月には国内2大鉄道会社のスト終結に介入している。 マッキノン労働相は、スト終結と拘束力のある仲裁を命じるよう労使関係委員会に指示したと述べた。 記者会見で「経済的損失が国を脅かし、膨れ上がり始めている。国の経済を維持し、レイオフやその他の問題を回避するのは国の責任だ」と述べた。 同相によると、今回の労働争議は1日当たりで13億カナダドル(9億3200万米ドル)相当の輸出に影響を及ぼしている。経済団体は政府の発表を歓迎する意向を表明した。 一方、港湾労組の支部は政府の命令に法的異議を申し立てる考えを示した。