新人最大のインパクトは松川虎生だった【川口和久のスクリューボール】
大勢と湯浅の争い
33セーブの巨人・大勢がセの新人王最有力候補
収穫の秋と言うが、いま俺は、自分の目や匂い、手の感触で、それを実感している。初めての稲刈り真っ最中。一部が風で倒されていたこともあって、1日では終わらず大苦戦しているが、やっぱりいいね。自分の手で育てた稲を自分の手で汗だくになりながら刈り取り、もう少ししたら、それをおいしく食べることができる。少し前には想像もしなかった暮らしだが、俺の農業&野球解説者の二刀流ライフ1年目は、すごく充実している。 ペナントレースも最終盤となったこの時期、球界も収穫の多かったチーム、少なかったチームといろいろあるが、残念ながら一番少なかったのは巨人かな。でも、数は少ないが、12勝で阪神の青柳晃洋に並んだ戸郷翔征、リーグ最多33セーブの大勢という、ほかに負けない大きな収穫もあった(記録は9月18日現在)。 特に新人の大勢は、開幕から抑えに定着し・・・
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週刊ベースボール