簡単下処理でサバの臭みゼロ! 子どももパクパク食べる「サバのおいしい調理法」
種類によって異なりますが、旬を迎えると脂がのって、旨みが強い「サバ」。おいしいだけでなく、栄養価も高い優秀食材で食卓に並ぶ機会も多いのではないでしょうか。ですが、クセの強い青魚なので生臭さは気になるところ。臭みをとるための下処理をしたはずなのに、どこか生臭さが残ってしまったり……。 【写真】生臭さが気になるサバの調理…臭みゼロ&おいしく仕上げる下処理のコツ そこで今回は、生臭さをとる下処理のポイントとともに、ごはんがめちゃくちゃ進むサバのおすすめレシピを紹介します。アスリート栄養食インストラクターの資格を持ち、簡単で栄養満点なおうちごはんをInstagram(@chan.chan_chii)やブログで紹介している、おうち料理研究家・料理ブロガーちゃんちーさんに教えてもらいました。
子どもが喜んで食べる大人気の魚おかず
普段の食事作りの中で、皆さんはお魚を使う頻度はどのくらいですか? どうしてもお肉の方が購入しやすく使いやすいので、お肉が多くなりがちですが、お魚からしか摂れない栄養素があるので我が家では意識的に使うようにしています。 でも魚料理というと焼き魚か煮物が多くなりがちで、スーパーで手に入るお魚の種類も決まっていたり……なんとなくマンネリしてしまい、子どもたちの箸があまり進まないことも。 そこで今回は我が家で大人気の魚おかずをご紹介したいと思います。サバというと味噌煮を思い浮かべる方が多いかと思いますが、サバの脂の旨みと甘辛いタレが相まってとてもおいしい「サバの照り焼き」レシピをお伝えします。めちゃくちゃごはんが進みます! このサバの照り焼きは私にとっては母の味でもありますが、子どもたちにも大人気で「ばぁちゃんの魚の照り焼き、食べたい」とリクエストのある一品です。 サバは身がしっかりしているので焼いたり煮たり、揚げたりとさまざまな調理法に向いていて、とても使いやすいでのすが、生臭さが強いので苦手な方も多いかもしれません。ですが、しっかり下処理をすれば臭みは気にならず、仕上がりも良くなり本当においしく食べられます。 その下処理のポイントとしては、調理を始める前に、骨の間にある血合いは取り除くこと。これは臭みの原因になります。その後、サバに軽く塩をふって少し置くと水分が出てくるので、酒で軽く洗い流し、キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取ります。 水気をしっかりと拭き取ったら、熱湯をサバの表面が白くなるまで満遍なく回しかけ、冷水にとります。これを「霜降り」と言い、煮物を作るときにはぜひ行ってほしい下処理です。このひと手間をするかしないかで、臭みや料理の仕上がりに大きな差が出ます。熱湯の温度は低すぎると生臭さが残り、熱すぎるとサバの身が反り返ったり皮が破れやすくなるので、沸騰直前くらいの80~90℃くらいが最適です。 また、しょうがやにんにく、ねぎ、ハーブなどの香りが強い香味野菜を一緒に使うことでもサバの臭みが和らぎます。 面倒だと思うかもしれませんが、やってみると意外と簡単。この下処理をしっかりとすれば、絶品のサバの照り焼きができます。味噌煮を作るときにも活用できる下処理ですので、ぜひ参考にしてみてください。これを踏まえたうえで、ぜひ我が家で大好評のサバの照り焼きに挑戦してみてくださいね。