柏の井原正巳監督が今季限りで退任…J1残留を争う現状に「責任を痛感」「最終節で残留を決めることが私の使命」
柏レイソルは4日、井原正巳監督(57)が今季限りで退任することが決まったと発表した。後任については決定次第、改めて伝えるという。 【写真】「すげえ」「両チームOK出したのか」「斜め上すぎ」J1昇格POで斬新ユニフォーム販売 ヘッドコーチ時代に暫定指揮官を務めたこともある井原監督は、昨年5月にネルシーニョ前監督の後任として就任。同シーズンは翌年からのチーム数増加(18→20チーム)に伴い、最下位の18位チームのみがJ2降格となる中、17位で残留を果たした。 今季は残り1試合で降格圏内と3ポイント差の16位。最終節では引き分け以上で残留が決まり、負けた場合も他会場の結果次第で降格回避となる。 井原監督は退任に際してクラブ公式サイトを通じ、「柏レイソルに関わるすべての皆さまにご支援をいただきましたことを深く感謝申し上げます」とコメント。「選手たちは厳しい状況の中でも前向きに、常に勝利をめざして戦い続けてくれました。しかし、今季のスタート時に掲げた目標に到達できず、再びJ1残留を争うことになってしまった責任を痛感しており申し訳なく思っております」と謝罪している。 そして「ファン・サポーターの皆さんはどんな時でも、日立台だけでなくアウェイでも我々を後押ししてくださいました。そのご声援に応えるためにも、最終節でJ1残留を決めることが私の使命だと感じていますし、シーズン最後まで全身全霊を注いで戦い続けます」と誓い、「最後までご声援をよろしくお願いいたします」と共闘を呼びかけた。 以下、クラブ発表プロフィール&コメント全文 ●井原正巳 (いはら・まさみ) ■生年月日 1967年9月18日(57歳) ■出身地 滋賀県 ■選手歴 守山高-筑波大-日産自動車-横浜M/横浜FM-磐田-浦和 ※J1通算:297試合5得点、リーグカップ通算:47試合1得点、日本代表国際Aマッチ通算:122試合5得点 ■指導歴 2006年8月~2008年:U-23日本代表 ヘッドコーチ 2009年~2014年:柏 ヘッドコーチ 2015年~2018年:福岡 監督 2019年~2023年5月:柏 ヘッドコーチ 2023年5月~2024年:柏 監督 ■コメント 「今シーズンをもって、柏レイソルの監督を退任することになりました。 ファン・サポーターの皆さま、スポンサーや自治体の方々、また選手・スタッフやチーム関係者、クラブハウスで食事や清掃、洗濯など日々支えていただいた方々をはじめ、柏レイソルに関わるすべての皆さまにご支援をいただきましたことを深く感謝申し上げます。 選手たちは厳しい状況の中でも前向きに、常に勝利をめざして戦い続けてくれました。しかし、今季のスタート時に掲げた目標に到達できず、再びJ1残留を争うことになってしまった責任を痛感しており申し訳なく思っております。 柏レイソルには2009年に加入して、ヘッドコーチとして10年半、監督として1年半、合計12シーズンもの間、このクラブにお世話になり、とても愛情を感じています。ファン・サポーターの皆さんはどんな時でも、日立台だけでなくアウェイでも我々を後押ししてくださいました。そのご声援に応えるためにも、最終節でJ1残留を決めることが私の使命だと感じていますし、シーズン最後まで全身全霊を注いで戦い続けます。最後までご声援をよろしくお願いいたします。12年間、誠にありがとうございました」