厚生年金「ひとりで月額30万円以上」の受給者はどのくらい?老後資金の準備「3つのポイント」も解説
2024年の年金支給日
年金は2カ月に1回、偶数月の15日に支給されます。2024年の支給日を確認して、計画的に家計管理を行いましょう。 ・2月15日: 12月、1月分 ・4月15日: 2月、3月分 ・6月14日: 4月、5月分(早まる) ・8月15日: 6月、7月分 ・10月15日: 8月、9月分 ・12月13日: 10月、11月分(早まる) 令和6年度の年金額は昨年度に比べて2.7%の増額となっています。 適用は4月分からで、実際に受け取ることができるのは6月からです。支給日が土日祝日に重なる場合、その直前の平日に前倒しされることもあります。
厚生年金で月額30万円以上を受け取る人はどれくらいいるのか?
日本の公的年金制度は、国民年金と厚生年金の2階建て構造になっており、特に厚生年金は収入に応じた保険料を納めるため、個人差が大きくなっています。 ●厚生年金の平均受給額 厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均受給額は以下の通りです。 ●厚生年金の平均年金月額 ・〈全体〉平均年金月額:14万3973円 ・〈男性〉平均年金月額:16万3875円 ・〈女性〉平均年金月額:10万4878円 ※国民年金部分を含む この平均額を基に考えると、月額30万円以上を受給している人はごく一部に限られることがわかります。 ●【厚生年金】受給額ごとの人数(1万円刻み) ・1万円未満:6万1358人 ・1万円以上~2万円未満:1万5728人 ・2万円以上~3万円未満:5万4921人 ・3万円以上~4万円未満:9万5172人 ・4万円以上~5万円未満:10万2402人 ・5万円以上~6万円未満:15万2773人 ・6万円以上~7万円未満:41万1749人 ・7万円以上~8万円未満:68万7473人 ・8万円以上~9万円未満:92万8511人 ・9万円以上~10万円未満:112万3972人 ・10万円以上~11万円未満:112万7493人 ・11万円以上~12万円未満:103万4254人 ・12万円以上~13万円未満:94万5662人 ・13万円以上~14万円未満:92万5503人 ・14万円以上~15万円未満:95万3156人 ・15万円以上~16万円未満:99万4044人 ・16万円以上~17万円未満:104万730人 ・17万円以上~18万円未満:105万8410人 ・18万円以上~19万円未満:101万554人 ・19万円以上~20万円未満:90万9998人 ・20万円以上~21万円未満:75万9086人 ・21万円以上~22万円未満:56万9206人 ・22万円以上~23万円未満:38万3582人 ・23万円以上~24万円未満:25万3529人 ・24万円以上~25万円未満:16万6281人 ・25万円以上~26万円未満:10万2291人 ・26万円以上~27万円未満:5万9766人 ・27万円以上~28万円未満:3万3463人 ・28万円以上~29万円未満:1万5793人 ・29万円以上~30万円未満:7351人 ・30万円以上~:1万2490人 ※国民年金部分を含む 厚生年金を「ひとりで月額30万円以上」受給している人は全体の0.1%に過ぎません。 つまり、月30万円を超えるのは非常に稀なケースと言えます。