年末年始にピークか?猛威ふるうインフルエンザ、今年は「発熱まで長い」傾向 前週の2倍超も…対策は?【Nスタ解説】
ホラン千秋キャスター: 流行期はこれからということですが、通常だとピークはいつになる傾向なのでしょうか。 ひなた在宅クリニック山王 田代和馬 院長: 例年1~2月が、患者さんが増えるピークの時期になると思います。 発熱外来で診察をしていたら、父親からうつってクリスマスの予定をキャンセルせざるを得なくなったという子どもの声をたくさん聞きました。経験上、通常は子どもが親にうつすことが多いのですが、最近は大人が家にウイルスを持ち込むケースも多い印象です。 井上貴博キャスター: 毎年、流行するタイプが変わり、そのタイプに合わせてワクチンが製造されているかと思います。 発注しても薬が届かないというニュースもありますが、実際はどうなのでしょうか。 田代院長: インフルエンザウイルス感染症において使われる薬は主に2種類あり、▼ウイルスそのものをやっつける薬、▼症状を緩和する薬です。 今のところ、インフルエンザへの直接的な効果を示す薬は手に入るものが多いですが、咳止めや痰切れといった症状を緩和する薬がなかなか手に入らず、苦慮している薬局も多いです。 ■対策は「コロナ禍にやっていたような手洗いが一番大事」年末年始に体調を崩したらどうする? 南波キャスター: インフルエンザを予防するにはどうしたら良いのか、田代院長に聞きました。 まず、▼ワクチン接種ですが、大人の場合、打ってから2週間後には効果が期待できるということなので、田代院長は今からでも打ったほうがいいとしています。 基本的な、▼手洗い、▼マスク着用、▼加湿、▼2時間に1回程度の換気をするだけでも違ってくるということです。「コロナ禍にやっていたような手洗いが一番大事」だということです。 対策をしても体調を崩すことがあると思います。そういった場合には、以下を参考にしてみてください。 【医療情報ネット(ナビイ)】 ●全国の医療機関・薬局を検索できるシステム ●対応可能な当番医や急患センターを検索可能 【子ども医療電話相談】 ●#8000 ●小児科医師や看護師が電話でアドバイス