2024年トレンドのボブスタイルはここが違う。「ひと昔前」にならないため気をつけたいことは?
ファッションショーの最前列でもレッドカーペットでも、最近よく見かけるのがボブスタイル。今年のボブはどこがポイントだろうか。 【写真】ペネロペ・クルス、ジェニファー・ロペス、ジェニファー・アニストン......2024年トレンドのボブスタイル12選! 定番スタイルながらシーズンによってボブ人気に多少の波はある。だが2024年は間違いなく当たり年だ。多くのセレブが髪を切り、ボブスタイルを取り入れている。「ボブはクラシックなヘアスタイルのひとつで、デサンジュのシグネチャー・カットのひとつです」と、ヘアサロン・デサンジュのトレーニングセンター長、レミー・アンソラは言う。「ボブ人気再燃は歓迎すべきニュースですね。ロングヘアは誰にでも似合うわけではありませんから。ボブスタイルは雰囲気があって個性を出しやすい髪型です」 コロナ禍をきっかけに、髪の毛を伸ばし、ロングヘアや超ロングヘアにするセレブが目立っていた。「2024年は長さを変えて、ショートやベリーショートにする女性も増えることでしょう。変化をつけるのに前髪を作るのもいいですね。長めでも短めでもジグザグにカットしても......クリエイティブな観点からはそのほうがずっとおもしろいです」 「ボブ」ならバリエーションは無限だ。「当たり前のことですが、その人に似合うようになるにはいくつもの要素を考慮しなくてはなりません。まず顔の形とシルエットです。たとえばえらの張った顔の人は直線的なラインよりも、ふんわり丸みを帯びたラインが年齢を問わず合いますね」とのこと。アシンメトリーにするのか、昔ながらのボブにするのか、カットひとつとっても選択の幅は広い。その人の個性も大事な要素だ。「基本的なポイントとして髪質、髪の太さや量、癖なども押さえる必要があります」とレミー・アンソラは指摘した。
アンジェルのようなショートボブ
コペルニの2024-2025年秋冬コレクションにアンジェルは新しいヘアスタイルで登場し、注目を浴びた。前髪ありのショートボブでニュアンスカラーも印象的だった。レミー・アンソラによれば、「おでこが狭い人は前髪を作らない方がいいのです。とりわけ眼鏡をかけている場合、前髪で顔の幅が狭く見えてしまうおそれがあります。でも短めのワイドバングや、重めの切りっぱなしボブにシャギーカットの前髪でコントラストを効かせるのはありです」とのこと。ショートボブ派にはほかにキャリー・マリガン、アメリカ・フェレーラ、ジュリア・ガーナーらがいる。「細い髪の人にとっては、手軽なボリュームアップ効果もあるのでとてもいい選択です」