90年ぶり「陸奥湾」震源のM5以上の地震 いまだからこそ考えたい「防災」【#1】『日本海溝・千島海溝地震』東日本大震災の死者数の「2倍以上」の被害想定 「来るべき災害への備え」どうする?(全3回)
「陸奥湾」を震源とする震度4の地震が1週間で2度も発生した青森県。陸奥湾の揺れが伴う地震で「マグニチュード5以上」となるのは実に90年ぶりです。 ▼90年ぶり「陸奥湾」で揺れ伴う「マグニチュード5以上」の地震 震度4が1週間で『2度』 有識者は前回同様の「内陸の地震」と指摘 青森県 今回のこの地震を受けて、改めて「防災」について考えてもらえればと思い、青森テレビが2024年3月12日に公開した記事を再度公開いたします。 シリーズ「来るべき災害に青森県の備えは」(全3回)。 本記事はその【#1】の再公開です。 以下、記事全文。 ※【#2】・【#3】はリンクからご覧いただけます。 ■「来るべき災害に青森県の備えは」【#1】 来るべき災害に、青森県の備えはどうすればよいのでしょうか?青森テレビでは、青森県の宮下宗一郎知事をゲストに迎え、一緒に災害への備えを考えました。 この内容をシリーズでお届け致します。テーマは「来るべき災害に青森県の備えは」です。 ■「この世の地獄のような光景を見ました…」3.11から13年 河村庸市キャスター 「13年という月日の中で、数えきれない鎮魂の祈りが捧げられてきました。あの日起きた多くの悲しみは今も癒えることはありません。しかし、未曾有の震災の記憶は少しずつ薄れ、いわゆる風化という現実も否めません。こうした中、政府は、近い将来発生する可能性が高い巨大地震について、様々な情報を提供し、注意を促しています。青森県も例外ではなく、万が一の場合、大きな被害が想定されています。来るべき災害にどんな準備ができるのか。何が必要なのか、今日はスタジオに、宮下宗一郎知事をお迎えしまして、一緒に伝えて参ります。どうぞ知事、よろしくします」 青森県・宮下宗一郎知事 「はい。よろしくお願いいたします」 河村庸市キャスター 「東日本大震災から11日で13年が経過しました。また同じような災害が起きる可能性もあります。改めて、その備えの重要性というものを感じますね」 青森県・宮下宗一郎知事 「はい。本当に東日本大震災も昨日のことのように私も覚えています。本当にこの世の地獄のような光景をですね、見ました。でも、これは必ずですね。これ以上の災害がもしかしたら青森県に来るかもしれない。いや、確実に来るという未来もありますので、ぜひ今日はそうした辺りをですね、お話させていただきたいと思います」