デロンギ、豆の種類など細かくカスタマイズできるコーヒーマシン
デロンギ・ジャパンは、「デロンギ リヴェリア 全自動コーヒーマシン」の先行販売を、12月16日にGREEN FUNDINGで開始する。コーヒーモデルの「EXAM44035」、ミルクモデルの「EXAM44055」2機種をラインナップ。一般販売価格は順に188,000円、248,000円だが、GREEN FUNDINGでは最大24%オフの割引価格で購入できる。期間は2025年2月28日まで。商品は3月下旬から順次発送予定。一般販売は2025年4月末を予定する。 【画像】カラーは左からオニキスブラック、ぺブルグレー、サンドベージュ。オニキスブラックは「EXAM44035」、ぺブルグレー、サンドベージュは「EXAM44055」のカラー 従来の箱型とは異なる、革新的なデザインが特徴。豆ホッパーと水タンクを外出しにすることで、本体がコンパクトになった。2個付属する豆ホッパーに別の種類の豆を入れ、メニューごとに手軽に取り替えることができる新仕様のほか、カスタマイズ・パーソナライズ機能で、より自分好みのカフェメニューを楽しめる1台となっている。 同社の調査によると、自宅でコーヒーを楽しむ「おうちコーヒーブーム」は、コロナ禍を経た今なお健在。ラテなどのミルクメニューの人気が上昇していることや、若年層を中心にコーヒーを自分好みにカスタマイズしたいという傾向があることを踏まえ、新モデルを発売するという。 コーヒーモデルの「EXAM44035」は、エスプレッソ、アメリカーノ、カフェ・ジャポーネ、スペシャルティ、エスプレッソラージ、エスプレッソ(コールド)、アイスコーヒー、アメリカーノ(コールド)の8種類のコーヒーメニューを搭載。 ミルクモデルの「EXAM44055」は、上記のコーヒーメニュー8種類に加え、カプチーノ、カフェラテ、フラットホワイト、コルタード、エスプレッソマキアート、ラテマキアート、カプチーノMIX、ミルクの8種類のミルクメニューを搭載する。 メニューは液晶画面から選択。メニューごとにコーヒーの濃さ(豆量)を5段階、コーヒー・ミルクの抽出量を4段階で調整できるほか、豆ホッパー部分にあるダイヤルで豆の挽き具合を1から7まで0.5刻みで設定し、好みの一杯を楽しむことができる。コーヒー粉にも対応。 付属する2つの豆ホッパーにそれぞれ異なる豆を入れれば、メニューごとに豆の種類を手軽に変更することが可能。その際、豆同士の味が混ざらないよう前の豆を捨てて空にするか、一旦前の豆を全部挽いて一杯分抽出するかを選択できる。いずれにせよ、豆の種類が混在することなく好みの一杯を抽出できるという画期的な仕様だ。 豆ホッパーはそのまま冷蔵庫で保存可能。単独でも販売するため(1個5,980円)、3種類以上の豆を使い分けたいという人は、豆ホッパーを増やすこともできる。 ミルクモデルの「EXAM44055」には、独自の自動ミルク泡立て技術「ラテクレマホット」を搭載。ミルクが最も甘くなる60~65℃の温度で抽出し、ミルクと泡の「黄金比」を実現するという。メニューに合わせて3段階のミルク泡の調整ができ、牛乳のほか、豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクなどの植物性ミルクにも対応。コーヒーモデルの「EXAM44035」には、スチームフロッサーを搭載する。 別売の専用アクセサリー「ラテクレマクールアップグレードセット」(価格は24,800円)に含まれる「ラテクレマクール」のミルクコンテナを「EXAM44055」にセットすると、追加で6種類のコールドミルクメニューを楽しむことも可能。 また「ラテクレマホット」「ラテクレマクール」のコンテナはいずれも、中身が残ったら取り外してそのまま冷蔵庫で保存できる。 さらに最大4人のプロフィールを設定し、人物ごとに好みの豆量や抽出量が設定できるパーソナライズ機能や、朝・昼・夕方の時間ごとに設定した豆量や抽出量に自動的に切り替えるコーヒールーティン機能も搭載。 2024年9月に発売した最上位モデル「ECAM45086T」に新搭載された「ビーン アダプト テクノロジー」機能も搭載し、使用する豆の風味を最も引き出す抽出条件を提案してくれるほか、エクストラショットで仕上げにエスプレッソを30cc加えるなど、より多彩な味わいのメニューを楽しめるモデルとなっている。 このほか手入れ面では、自動で行なわれる本体の内部洗浄やミルクノズルの洗浄機能を搭載。ミルクコンテナや内部のトレイは食洗機に対応(ただし50から60℃まで)するため、手入れも容易である。 本体サイズは「EXAM44035」「EXAM44055」共に250×435×380mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10kg。消費電力は1,450W。豆ホッパーの容量は240g。水タンクの容量は1.4L。ミルクタンクの容量は450ml(「EXAM44055」のみ搭載)。ポンプ圧は19気圧(抽出時9気圧)。電源コード長は2m。 同社がクラウドファンディングで商品を販売するのは初の試み。これについてマーケティング ゼネラルマネジャー 宮本智美さんは「従来の販売チャネルにとどまらない、新しい消費者軸での裾野を拡大していく必要があった」とし、パートナーにGREEN FUNDINGを選んだことについては、「これまでGREEN FUNDINGは数多くの企業のプロジェクトを手掛けていて、感度の高い顧客をしっかり集めている。またオンラインだけでなくオフラインで体験型のプロモーションも提供できる点が、我々のブランド戦略と合致した」と語った。 既にSHIBUYA TSUTAYA 4階 SHARE LOUNGE内「TOUCH&TRY」ブースでは製品展示と体験・試飲イベントを実施中。今後も二子玉川の蔦屋家電+や、六本木・梅田・六本松の蔦屋書店にてイベントの実施を予定しており、実際に製品に触れたうえで検討することができる。
家電 Watch,松川 叶実