若手の胎動、子どもの笑顔が輝いた「ツアー・オブ・ジャパン」野島裕史&大会組織委員会委員長・栗村修「後半4ステージ」を振り返る
◆2025年大会の展望、意気込みは?
野島:そんな中、今大会で見えた新たな課題、反省点を挙げるとしたらどんなことがありますか? 栗村:小さな課題は大会をおこなうとたくさん出てくるので、それはひとつずつ来年に向けて改善していかないといけないと思います。そして、課題としては“ニュージェネレーション”というところの完成形にはまだまだ程遠いんですよね。 今年投げたボールが各チーム、各選手、各指導者に届いて「選手を含めて日本全体を若返らそう!」と思っています。これは、ベテランがいらないということでは全くなくて、何のために、何を一番の価値観として捉えるべきなのかをもっと真摯に伝えていかないといけない。そういう意味では、まだ何も完成されていないので今後も継続していきたいと思っています。 野島:少し気が早いのですが、2025年大会の展望、意気込みなどはございますか? 栗村:今年は中期構想の1年目。いい部分がたくさんありましたが、そこに奢ることなく、引き続き構想を継続していくことと、あとは安全面。TOJは8日間という長丁場のレースなので、やはり僕自身後半になるにつれて疲れてきますから、安全ということは忘れずにやっていきたいと思っています。 野島:来年もいちファンとして期待しています。ぜひぜひ頑張っていただきたいと思いますが、あっという間に時間は過ぎてしまいました。しかも、今回は2週に渡ってお付き合いいただきました。 栗村:また呼んでください! 野島:お忙しいなか、ありがとうございました! 栗村:こちらこそ東京ステージ含め、ありがとうございました! (TOKYO FM「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」2024年6月23日(日)放送より)