3位は吉住、2位は福田麻貴(3時のヒロイン)、1位は…「役者として期待する芸人ランキング」女性編ベスト10
■山でも演技でもいい仕事してる 4位 登山家になった一方で、地味系から理系へ イモトアヤコ 「世界の果てまでイッテQ!」(日テレ)でその名をとどろかせ、もはや冒険家・登山家といってもいい快挙を達成。ただ、素朴でまっすぐな持ち味は役者としても発揮してほしいと願っている。 2010年に「99年の愛」(TBS)で俳優デビュー、その後は平凡で何の変哲もない女性のリアルを演じたり(NHK「ご縁ハンター」、日テレ「家売るオンナ」)、有能なエンジニア役で説得力をもたらしたこともある(TBS「下町ロケット」)。 女優とは異なるスポットライトを浴びてきた人だからこそ、芝居の世界で純朴さが活きるような気がするんだよね。 ■女優としてもはやレジェンド(ランク外②) 既に肩書は女優のレジェンドたちにも触れておこう。平成、いや昭和の頃からテレビドラマ界を支え続けた4人の功績を称えつつ、令和の最新出演作も振り返る。 番外編⑤ 噂話もお節介もお任せ、近所のおばちゃんの権化 竹内都子(ピンクの電話) 昭和末期から多くの作品に点在しては噂話に花を咲かせたり、事件を目撃したり、ご近所CIAとして活躍した都子。最近では「さよならマエストロ」(TBS)で西田敏行の娘で宮沢氷魚の母親役、「燕は戻ってこない」(NHK)ではヒロイン(石橋静河)が世話になる春画家(中村優子)のもとで働く家政婦を演じた。声優向きとも言える独特の声で、ふわっとした和みをもたらす、息の長い女優だ。 番外編⑥ コメディエンヌとして控えめに、でも確実に君臨 ふせえり 抜群の間合いと無駄に疑り深い表情などで、「時効警察」「熱海の捜査官」(テレ朝)などのコメディ作品の完成度を高めてきた。観ないクールはないと言ってもいい(先日もテレ朝の「相棒」で復讐に囚われた作家を演じていた)。 朝ドラ「ブギウギ」ではヒロイン(趣里)の下宿先の女将で、元力士で寡黙な夫(隈本晃俊)の尻を叩く役がぴったり。また、「ザ・タクシー飯店」(テレ東)では主人公(渋川清彦)が運転するタクシーの乗客。離婚届を出しに行くと大喧嘩する夫婦を柳沢慎吾と演じていた。この夫婦がまた妙にしっくり。 夫婦役は間合いが大事。ある意味暴れ馬の柳沢の手綱を見事にさばけるのも、ふせえりならではと感心した。