アウディQ6 e-tronはオヤジのエクスプレスにして、女性も喜ぶエンタメ要素も満載でした
気持ちのよいSUV好きのオヤジさんに朗報です。アウディが「アウディQ6 e-tron(イートロン)」を発表。バッテリーによるスムーズな走りをめざした新世代のSUVに、スペイン・バスク地方で試乗してきました。
クルマの遊び心は、大人のゆとりがある証
なんとも、助手席の彼女も喜びそうな装備が豊富なクルマでもあります。最新のデジタル技術満載で、「ようこそ」とか「バイバイ」ってヘッドランプがメッセージ送ってくれるし、広い車内では音楽はもとより動画やゲームも楽しめちゃうのです。
Q6 e-tronは、全長4.7mの車体をもち、ボディ外寸はQ4 e-tronとQ8 e-tronのあいだ。全長をみると、Q4 e-tronより約20cm長く、いっぽう、Q8 e-tronよりも13cm短くなっています。アウディでは「最も重要なプレミアムミッドクラスのセグメントに向けたモデル」と説明しています。 パワートレインは、駆動用バッテリーと電気モーター2基を前後に搭載した全輪駆動のクワトロと、1基のみリアに搭載しての後輪駆動。大きくふたつのタイプがあります。
特徴は、走りのよさとともに、広い室内というパッケージングと、デジタル技術の数かず。デザインもフロントマスクをはじめあたらしいし、室内では大きなモニターが眼をひきます。
Q6 e-tron、PPE(プレミアムプラットフォーム・エレクトリック)というバッテリー駆動のEVのなかでもプレミアムクラス向けに開発された車台を使った初のアウディです。クルマ好きのオヤジさんなら先刻ご承知かもしれませんが、じつは、24年1月に発表された新型ポルシェ・マカンと共用です。 「じゃ、2台は似ているかというと、まったくそんなことはありません」。Q6 e-tronのプロダクトマネージャーを務めたクリスチャン・シュタインホルスト氏は、試乗会場でそう語りました。
「マカンは瞬発力を重視しているし、サスペンションシステムも違います。もちろん、デザインも。アウディには、アウディのキャラクターがあって、Q6 e-tronのターゲットは、カップルや若い家族です。日常的な使い勝手を求めつつも、妥協のないテクノロジーとパフォーマンスを求める人たちです」