復活した「懐かしの味」は2時間で完売 宮崎の「ジャリパン」東京からUターンしたウェブ制作者が老舗パン屋「ミカエル堂」を引き継ぐ
開店前から行列 2時間で完売
迎えたオープン当日。3代続いたミカエル堂の思いをつなぎ、宮崎市中央卸売市場のカンカン通り商店街で、新たな歴史がスタートした。開店20分前には、懐かしの味を求める多くの客が、既に列を作っていた。 販売されているのは通常のジャリパンのほか、抹茶やチョコなどあわせて4種類のジャリパン。訪れた人たちはさっそく、懐かしの味を買い求めていた。 買い物客からは、「娘に送る。昔から食べていた懐かしい味。子どもも喜ぶと思う。」「おいしいし、懐かしい。」「宮崎に来て初めて食べたパンがジャリパンだったので、宮崎に来た頃を思い出す。」などの声が聞かれた。 ミカエル堂 大津 伸詠代表: 非常にうれしく思っているが、そこに浸る間もなく営業している感じがする。以前のミカエル堂の味を楽しみに来てくださっている方が多いので、ご期待に添えるようにというのが一番と思っている。 初日に用意したジャリパンは約2時間で完売したが、売り切れた後も客が途絶える事がなかった。待ちに待った復活だったことが伺える。伝統を守りながら、新しいミカエル堂を作っていきたいという大津さん。年内に別の味も復活させる予定で、今後はスーパーなどでの販売も検討し、「懐かしの味」をさらに100年先まで続けていきたいと話している。 (テレビ宮崎)
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