学習スペースがあるLDKの間取り。大人が見守りながら、子どもが勉強に集中
リビング学習でテーブルの上がいつも散らかり放題。そうならないよう、LDKの一角に専用の学習スペースをつくってみましょう。3年前に平屋の家を建てたライターは、キッチンと反対側のリビング奥に、学習スペースをプラン。ほどよい目隠しの仕切りもあって、集中できるスペースに。子どもの勉強だけでなく、大人がミシン作業や読書する場所としても活用しています。
リビングの一角に学習スペースがある間取りを採用
筆者は、小学5年生、3年生、5歳、3歳の4人の子どもと夫婦の6人暮らし。約3年前に平屋の家を建てました。上はその間取り。LDKと個室の間に中庭デッキをはさんだ、コの字型のプランです。 家づくりの際、「リビングに学習スペースをつくるかどうか?」と悩みました。周囲の先輩ママたちに聞くと「高校生になってもリビングで勉強している」「わからないところがあったときに、近くで勉強している方がお互いにラク」という意見がありました。確かに、家事をしながら子どもの勉強の様子を見守れるのはメリット。 そこでわが家も、リビングの一角に学習スペースを設けることにしたのです。
学習スペースはリビング奥に設置!柱で適度な目隠しも
学習スペースは、キッチンと反対側のリビング奥にあります。2畳ほどのスペースに、カウンターテーブルを設置しました。 ちなみにカウンターのサイズは幅180×奥行き45cmです。同時に2人が勉強していても、余裕の広さ。 リビングと学習スペースの間には柱を設置し、適度な目隠しに。丸見えではなく、かといってまったく隠れてしまうわけではないため、適度なおこもり感で、集中しやすい環境になりました。 現在小学校5年生、3年生の子どもは、やはり子ども部屋では勉強がはかどりません。そんなとき、このスペースはかなり有効です。
収納用カートを購入し、学習効率もアップ!
建築時に収納場所をつくらなかったからでしょう。カウンター上が散らかりがちなのが気になるようになりました。 勉強に必要なものやランドセルなどの学校関係のもの向けに、同じ空間にあるリビング収納内に、スペースを用意してはいるのですが…。学習する際に、ほんの数歩取りに行くのが子どもたちには面倒な様子。 一度にどっさりものを持ってきてカウンターの上をごちゃごちゃにしたり、逆に必要なものを忘れてたびたび席を立ったり。落ち着いて勉強してくれません。 そこで、収納用カートを購入しました。学習に必要なものは、すべてこちらのカートに収納。すると、いちいち取りに行くことがなくなりました。カウンターの上も、必要なものだけが置けるようになり、すっきり。以前より落ち着いて勉強しています。 たまにほかのスペースで勉強することがあっても、カートを持って行くだけで準備できるので、とても便利です。
窓よりも収納にした方が使い勝手がよかった
大満足の勉強スペースですが、少し後悔していることがあります。それはカウンターの前に設けた窓。すぐ隣には家があるため、結局、ほとんどあけることがありません。 窓を設置せずに、ちょっとした収納スペースにしたら、もっと使い勝手がよくなったのかな、と思うことがあります。 しかし、この場所が学習のみならず、筆者のミシン作業や子どもの読書、幼児がパズルなどをするのにも活用できていることには、大きなメリットを感じています。 今後もより使いやすいスペースになるよう、その時々に合わせて工夫しながら、活用していきたいと思っています。
日刊住まい編集部