伊勢ケ浜部屋へ合流後、初稽古 宮城野勢、元横綱白鵬も指導
大相撲の元幕内北青鵬の暴力問題で当面閉鎖となった宮城野部屋の力士らが転籍した伊勢ケ浜部屋は8日、東京都江東区の部屋で合流後初の稽古を実施し、1日から部屋付きとなった宮城野親方(元横綱白鵬)は自らの希望で稽古用の白まわしを締めて指導した。同親方は「久しぶりですね」と話した。 稽古は非公開で行われ、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が明らかにした。「45度優勝した横綱のスキルを力士たちに伝えてほしい。今日もまわしの取り方や切り方を教えていた。みんな気合を入れて稽古していた」と語った。 転籍に伴い、伊勢ケ浜部屋の力士は角界一の大所帯となる約40人に増加。4時間半程度に及んだ稽古中には、幕内錦富士や十両宝富士らがスペースの関係から外の駐車場で筋力トレーニングに励む光景も見られた。 宮城野部屋は将来的に再興する可能性はあるが、閉鎖の期間は定められていない。伊勢ケ浜親方は「日本相撲協会や部屋のルールを守ってやるしかない。きちんと部屋持ちの親方としてやっていけるように」と宮城野親方に出直しを求めた。