国民の4割超が罹患、国策必須の"花粉症対策"関連16銘柄
花粉症対策としてスギの伐採・植え替えを進めることは国としても急務だ。岸田首相は「着実に実行に移したい」とコメントした(イメージ写真:CHAI/PIXTA)
花粉症対策はまさに国策になったといえる。今や日本国民の4割超が花粉症に罹患しているとされ、しかも年々増加傾向にある。 今年の猛暑の影響で、2024年春の花粉飛散量は多いと予想されている。日本気象協会が9月に発表した2024年春の花粉飛散予測(第1報)によれば、例年比で1.2~2.3倍となり、特に東北北部と北海道は今年春に比べ大幅に増えるという。 政府は10月11日、花粉症に関する関係閣僚会議を開き「花粉症対策初期集中対応パッケージ」をまとめた。岸田文雄首相は「花粉症は多くの国民を悩ませ続ける社会問題」としたうえで、「取りまとめたパッケージを経済対策に盛り込み、必要な予算を確保して実行に移したい」と、来春のシーズンが始まる前に具体的な対策に着手したい意向を強調した。
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野津 滋