アレナドがアストロズ移籍を拒否か…米報道 “地元”ドジャース移籍のうわさも「候補ではない」
カージナルスのN・アレナド内野手(33)がアストロズへのトレードを“拒否”したと18日(日本時間19日)、複数の米メディアが伝えた。 MLB公式サイトのM・ファインサイド記者によると、アレナドを巡ってカージナルスとアストロズがトレードを画策している模様だが、アレナドは「アストロズに行くためにトレード拒否条項を放棄するつもりはない」と球団に伝えたという。 3度の本塁打王、10度のゴールドグラブ賞を誇るMLB屈指の三塁手・アレナドはロッキーズ時代の19年に8年総額2億6000万ドル(約402億円)の大型契約を締結。その後、20年オフに行われた大型トレードにより、21年からはカージナルスでプレーを続けている。カ軍はアレナドの年俸を下げるために、1500万ドル(約23億2000万円)から2000万ドル(約30億9000万円)を負担する考えだったが、交渉は不成立。今なお「交渉が続いている」というが、ア軍は交渉がまとまることを期待していないようだ。 アレナドの契約にはノートレード条項が含まれるため、最終的な決定権は本人が持つことになる。アストロズは今オフ、23年打点王のタッカーをカブスに放出したばかりで、「今すぐ勝てるチームに入りたい」というアレナド側の願望を考えると、ア軍は条件を満たさなかったのだろうと同記者らは推察した。 カリフォルニア州出身で今季ワールドシリーズを制したドジャースに移籍するためならノートレード条項を放棄することは間違いないとされるが、記事によると正三塁手としてマンシーを擁するド軍は現在、アレナドはトレード候補ではないという。現地メディアではこれまでドジャース入りもうわさされてきたが、果たしてスター選手の行き先はどうなるのだろうか。
報知新聞社