お正月恒例の初売りに変化 都内百貨店で元日の初売りはゼロに お得感のある福袋に人気…大量に購入する外国人観光客も
お正月恒例の初売り。 2025年は都内の大手百貨店で元日に初売りをする店舗がなくなるなど、近年は様子が変わってきているもよう。 【画像】百貨店の初売りにも変化が
“お得感”のある福袋が人気
毎年元日に初売りを行う「そごう横浜店」。 続々入るお客さんたち。 開店後の午前10時時点で、2024年より多い1万人を超える人が来店した。 獅子舞が練り歩くのも初売りならでは。 邪気を払うため、頭をかんでもらう客でにぎわった。 店員の呼びかけ: 大変お買い得の福袋をご案内しております。 初売り恒例の福袋。 ファッション雑貨の福袋は、男女とも大人気。 食品売り場にも限定の福袋を求める長い行列が…。 お得感がある福袋の人気が高いという。 ーーことしの福袋の傾向は? そごう横浜店ブランドマネジメント部・五島和也さん: 物価高が続く中で、生活防衛といったところが非常にお客様に響いています。 外国人観光客にも福袋は人気。 台湾の観光客がスーツケースに詰め込んでいたのは、お菓子の詰め合わせ福袋。 2月の旧正月の贈答用に約7万円分購入していた。 台湾からの観光客: 福袋の中身はすべて人気の商品で欲しいものが入っていたので、とてもお得でした。 初売りを楽しみにしている声に応えるため、そごう横浜店は例年通り元日に初売りを行った。 そごう横浜店店長・豊田隆信さん: (初売りで)百貨店の楽しさを満喫していただきまして、2025年の良いスタートを切っていただけたらなと。
都内百貨店の元日初売りは“ゼロ”に
一方で、初売りの日程をめぐって変化も。 東武百貨店・京王百貨店は1月2日、高島屋などが1月3日となり、都内の百貨店で元日に初売りするところはゼロに。 働き方改革や従業員の満足度向上を目指す流れが背景とみられる。 日本で最も歴史ある百貨店、日本橋三越本店の初売りは、例年1月2日からで、2025年は来店客数・売り上げが大幅アップ。 ネットでの福袋販売にも力を注いでいるという。 2025年は、歌手・さだまさしさんのコンサートの最終リハーサルに参加できる特別福袋(1組2名52万円※2組限定、応募期間は終了)やダンスグループ「アバンギャルディ」のコンサートの裏側を見学できる福袋(22万円※各回10名限定、応募期間は終了)などにたくさんの応募があったという。 日本橋三越本店営業計画・運営部マネージャー 白土壽康さん: 年々お客様の購買心理が変化し、ご要望が多様化する中でお楽しみいただけるような特別な企画を提供していきたいと考えております。 百貨店の一大イベントの1つ、初売り。 そこにも時代の波が訪れている。 (「イット!」1月4日放送より)
イット!