【写真：Getty Images】

　大谷翔平選手がロサンゼルス・エンゼルスを去った際、スター選手の流出を悲観的に捉える反応があった。しかし、強打者のフアン・ソト外野手がニューヨーク・ヤンキースを去ったにも関わらず、むしろ好意的に捉える反応があるようだ。米紙『スポーツ・イラストレイテッド』が報じている。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 　ソトはヤンキースからフリーエージェント（FA）になった後、ニューヨーク・メッツとスポーツ史上最高額の7億6500万ドル（約1178億円）の契約を結ぶことで合意した。大谷がドジャースと結んだ7億ドル（約1078億円）のメジャー史上最高額を超える契約金であり、大谷とは違って後払いは含まれていない。なお、ヤンキースもソトとの再契約を目指し、7億6000万ドル（約1170億円）のオファーを提示したが、ソトに断られた。 　しかし、米メディア『MLBネットワーク』のマーク・デローサ記者は「ソトがメッツのユニフォームを着ているのは、不幸中の幸いだと思う」と語っている。米紙『スポーツ・イラストレイテッド』は、この意見に賛同し「言うまでもなく、ヤンキースはソト獲得のために割り当てる予定だった資金を他の複数の選手との契約に使うことができる」とし、「ソトの影響力は否定できないものの、野球界の中には、ヤンキースは結局、ソトがいなくなったほうが良いチームになると考える人もいる」と報じた。