山本由伸とダルビッシュ有、最終第5戦で先発投げ合い決定 ド軍正式発表 ポストシーズン史上初めて日本2投手が同一試合先発登板
ドジャースは10日(日本時間11日)、あす11日(同12日)に本拠地ドジャースタジアムで行われるパドレスとの地区シリーズ第5戦に山本由伸投手が先発すると発表した。パドレスはすでにダルビッシュ有投手が先発することが発表されており、ポストシーズン史上初めて日本投手2人が先発のマウンドに立つ。 山本は5日の第1戦に先発して3回5失点で降板。打線が逆転に成功し、勝敗はつかなかった。レギュラーシーズンは、3月21日の韓国開幕2戦目で1回5失点KO、4月12日の登板は5回を投げて2被弾を含む3失点。地区シリーズ第1戦と合わせた3試合の防御率は13・00と相性は良くないが、中5日で臨む大一番で実力を発揮したい。この日はキャッチボールやブルペン投球練習などで調整した。 ダルビッシュは第2戦で7回1失点の好投。多彩な球種で大谷、ベッツ、フリーマンのMVPトリオを無安打に抑えるなど、ドジャースの強力打線を手玉に取った。 この日のチーム練習に参加した38歳のベテランは山本について「対戦できたらすごくうれしいこと。こんな舞台で。個人的にもすごく仲がいい選手なのでお互いこういう舞台でプレーできる、投げれるのはすごく幸せなこと」とコメント。「1番・指名打者」で出場する見込みの大谷は「明日は個人的にかなり楽しみにしている」と話していた。 ドジャースのロバーツ監督は球団発表前に行った記者会見で、第1戦後に問題視された山本の“球種バレ”の癖について「クリアになったと思う。今の由伸の状態にとても心地よく感じている」。その一方でブルペンゲームも選択肢にあることを示唆し、「明日は6、7人の救援投手が準備できている」と話していた。