素敵な動画作品をスマホひとつで作るための、撮影上達のコツ。
心得|撮影するときには、こんなことを気にかけよう。
◎カメラを動かすときは、手だけ を動かさず、体ごと動かす。
撮影しながら被写体に近づいたり被写体の周りを動く場合、カメラを持つ腕だけ動かすとブレてしまう。腕ではなく、体ごと動くことを意識して。
縦長の画面と横長の画面、 どっちで撮るのがいいのでしょう?
「縦長の被写体は縦長画面のほうがフォーカスできますし、SNSに上げたい場合も縦長のほうがスマホで見やすい。YouTubeにアップしたい場合は横長で」(JEMMAさん)。雄大な景色なども横長が伝わりやすい。被写体の形と動画を見る環境で選んで。
実践|格段に素敵な動画になる、おすすめ撮影テクニック。
◎〝寄り〟と〝引き〟を撮影する。
動画撮影の上達のためには、〝どのくらい近づくとどんな画が撮れるのか〟という、被写体とカメラの距離感を知ることが第一歩。 「まず、被写体に近づいて〈寄り〉で大きく撮影し、その後離れて〈引き〉で撮ってみましょう。その際は周りの雰囲気や状況を入れてみる。ちなみに質感や色など細かいことを撮りたいときは〈寄り〉を、被写体の全体やスケール感を伝えたいときは〈引き〉を用います」 (寄り)
◎アングルを変えてみる。
スマホで動画を撮ろうと思ったら、大抵の人は〝今自分が見ているのと同じ視点〟でスマホを構えてしまう、とJEMMAさん。 「例えば普通に上から見下ろすのでは、残念ながら見たことのあるような印象の薄い動画になります。でも地面に近いところにスマホを構えて見上げると、ふだん日常生活の中では見られないアングルからの映像になり、迫力も出る。結果、見た人に興味を持ってもらえます」