関空連絡橋 完全復旧の目標は2019年のゴールデンウィークまでに
西日本高速道路(NEXCO 西日本)は18日、今月4日に台風第21号の影響で関西国際空港とりんくうタウンを結ぶ「関空連絡橋」にタンカー船が衝突し損傷した件について、新しい橋げたを製作して架け直す方針であることを発表した。 関空の代替機能確保へ 最大で伊丹20便・神戸15便受け入れ
NEXCO 西日本によると、橋げたの損傷程度が著しいことから、再利用可能な一部分をのぞいて、新しい橋げたを架け直すという。 今後、海上での作業を予定している来年春ごろの天候が安定し、作業に支障がなければ、2019年のゴールデンウィークまでに、連絡橋を完全復旧させることを目標に作業を進めていくとしている。
道路部分の橋げた撤去は14日に完了。その結果、同橋の鉄道部分に問題がないことが確認され、鉄道部分の復旧工事も予定していた以上に進み、18日の始発からJR西日本、南海電鉄ともにJR西日本と南海電鉄のりんくうタウン駅~関西国際空港駅間の運転が再開された。また、浸水被害を受けた関西国際空港の第1ターミナルも、今月21日には全面復旧する見通しとなっている。
道路部分は今月7日から、タンカーが衝突した同連絡橋の下り線の損傷部分(復旧工事箇所)を避けるように、その北側の上り線が対面通行とするなどして一部再開している。しかし、通行容量が限られる点などから、リムジンバスや臨時シャトルバスなどの営業用乗合・貸切バスじゃ通行可能だが、マイカーやレンタカーでは現在も利用できない状況となっている。