出場を果たせば、８年ぶりにオークランドの舞台でプレーすることになる大坂。※写真は2017年のASBクラシック。（C）Getty Images

　2025年シーズン開幕戦として開催される女子テニスツアー「ASBクラシック」（2024年12月30日～25年１月５日／ニュージーランド・オークランド／ハードコート／WTA250）は、９月19日に公式インスタグラム（@asbclassic）を更新し、四大大会で４度の優勝を誇る元世界ランク１位の大坂なおみ（現76位）の参戦を正式に発表した。 【画像】全米オープン2024で熱戦を繰り広げた大坂なおみ他、女子トップ選手の厳選写真！ 　大坂がASBクラシックに出場を果たせば17年以来８年ぶり２度目となる。それを踏まえて大坂はWTA（女子テニス協会）の公式サイトを通じ、久々の同大会参戦に向けた喜びのコメントを次のように残している。 「オークランドの自然を満喫すること、そしてもちろん長い間プレーしていなかったこの大会でプレーすることを楽しみにしています。2025年のASBクラシックでオークランドに戻るのが楽しみです。前回訪れた時は、ヘリコプターでの周遊ツアーにも参加して、本当に美しいビーチを探索する幸運にも恵まれました。最高に美味しいサーモンを食べたこともオークランドでのいい思い出です」 　 　産休を経て今年１月に実戦復帰を遂げた26歳の大坂。今季は２月の「カタール・トタルエナジーズ・オープン2024」（カタール・ドーハ／ハード／WTA1000）と６月の「リベマ・オープン」（オランダ・スヘルトーヘンボス／芝／WTA250）の２大会で８強入りし、833位でスタートした世界ランキングも現在は76位にまで戻している。 　また５月末の全仏オープン２回戦で後に大会３連覇を成し遂げた世界女王のイガ・シフィオンテク（ポーランド）からマッチポイントを握る健闘を見せたことも印象的なハイライトの１つだ。 　なおWTAサイトによれば、大坂は予選から出場予定だった来週の「中国オープン」（中国・北京／９月25日～10月６日／WTA1000）での本戦繰り上がりが確定。これはメインドローに入っていたカロリーヌ・ガルシア（フランス／29位）、マリー・ボウズコワ（チェコ／31位）、キャロライン・ウォズニアッキ（デンマーク／72位）の３名が欠場することによるものだという。大坂が北京の舞台でどんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。 文●中村光佑