最高出力587馬力…ベンツ日本、SUV「Gクラス」に初EV
メルセデス・ベンツ日本(千葉市美浜区、ゲルティンガー剛社長)は、スポーツ多目的車(SUV)「Gクラス」として初の電気自動車(EV)を発売した。4輪独立式モーターを搭載。システムトータルで最高出力587馬力、最大トルク1164ニュートンメートルを発揮する。その場での旋回や回転半径を大幅に縮小させるといった走行を可能にし、オフロードの走破性を高めた。消費税込みの希望小売価格は2635万円。 発売した「G580ウィズEQテクノロジーエディション1」は、116キロワット時の大容量リチウムイオン電池(LiB)を搭載。1充電航続距離は530キロメートル(WLTCモード)。同電池は最大厚さ4ミリメートルのスチール製ラダーフレームに組み込み、車両の低重心化とともに車体剛性を高めた。泥や水の浸入を防ぎ、激しいオフロード走行に対応する。内外装はGクラスの伝統的なデザインを踏襲した。