これが週刊誌マジック? 終わってからの大展望【川口和久のスクリューボール】
源田で最高視聴率
準決勝、決勝の陰のキーマンになっているはずの源田
WBC準々決勝のイタリア戦の平均視聴率が48%だった。プロ野球の試合としては、あの1994年「10.8」の48.8%に次ぐ数字だという。当時とは違い、地上波の視聴率2ケタすら至難の業となりつつある時代にすさまじい。ネット放映もある。日本人の半分以上が見ていたと言っていいだろう。 瞬間最高視聴率は7回、源田壮亮(西武)がダメ押し適時打を放った直後の54.5%だった。たまたまそうなったのかもしれないけど、日本のファンはみんな分かっているなと思った。 源田は韓国戦で右手小指を骨折して離脱したが、あのとき彼が粘って選んだ四球と、そのあとの盗塁が試合の流れを変えた。骨折を固定しての出場は心配ではあるが、彼の復帰は大きい。長打はないものの、選球眼、巧打、守備、足で流れをつくることができ・・・
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週刊ベースボール