【RIZIN】元谷友貴にリベンジマッチを挑む太田忍「僕にとってはただの通過点」「「スタンドもグラウンドも選択肢は僕の方にある」元谷は「今回ははっきり決着させたい」
2024年9月29日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.48』の追加カード発表記者会見が8月21日(水)、都内にて行われた。 【写真】5月のDEEPで平松翔にリアネイキドチョークで一本勝ちした元谷 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3Rで、元谷友貴(アメリカン・トップチーム)vs.太田忍(THE BLACKBELT JAPAN)が決定。 会見には太田のみ出席し、「まず再戦、リベンジマッチを受けていただいた元谷選手ありがとうございます。リベンジマッチって簡単に出来るわけではないと思っていましたし、僕がここまで辿り着いたって自信もありますし、元谷選手をクリアすることで僕がずっと公言してきた2024年内でのタイトルマッチというのが現実的になって来ると思うので、しっかりフィニッシュしてタイトルマッチにつなげたいと思います」と、元谷へのリベンジを果たしてタイトル挑戦への足がかりにしたいとする。 ※同大会にて井上直樹(Kill Cliff FC)vs.キム・スーチョル(ROAD GYM WONJU MMA)でバンタム級王座決定戦が行われる。 改めて元谷の印象を聞かれると「日本人のトップファイター」とひと言。勝負のポイントは「練習通りいくかいかないかだと思います」だとした。 リベンジマッチ実現を期待していたかとの質問には「したい気持ちはありました。でもこのタイミングかと言ったら…どちらでもよかった。タイトルを狙う上で、元谷選手に勝ったらタイトルマッチでもいんじゃないかという話をもらったのでしっかり勝ちたい。タイトルへの通過点でしかないと思っているので。リベンジマッチを受けていただいたことには感謝していますが、僕にとってはただの通過点かなと思っています」と、タイトルへの通過点に過ぎないと言い放つ。 2年前の初対決と比べると「スタンドもグラウンドも選択肢は僕の方にある。試合の流れを見て常に僕が優先権を取って進めたいと思います。スタンドでも寝てもフィニッシュ出来ると思うので、常にゴー・トゥ・フィニッシュで行きたいと思います」と、局面を選ぶのは自分だとした。 オリンピックが終わったばかりということで、2016年リオデジャネイロ五輪でグレコローマンスタイル59kg銀メダルを獲得している太田には、レスリングに関する質問が飛んだ。 「金8、銀1、銅1は多分過去最高じゃないですか。1964年の東京五輪よりも多い。レスリング大国の復活じゃじゃいですけれど、、今後の日本レスリング界の未来は明るいと思いました。最高でした」との感想から、「ありがたく勢い付けていただいたと思って、僕も後輩たちに負けないように戦っていきたいと思います」と、自分も頑張りたいと刺激を受けたと話す。 MMAでもキックボクシングでも海外勢は日本人よりもフィジカルが強い、重くなればなるほど日本人は不利と言われている中で、日本人選手が柔道とレスリングで結果を出しているのはなぜかとの質問には、「外国人選手だから強い、日本人選手は不利というのはそもそも違うと思っていて。ちゃんと練習している選手が勝つし、ちゃんと練習していない選手はフィジカルも強くなれないし、世界トップレベルの実力があるのは大前提で、プラスアルファで五輪という4年に一度の舞台でパフォーマンスをしっかり発揮する、照準を合わせる能力が日本人選手はあるし、そういう準備も出来ているしそういう環境も整っている。結果を残すためのプロセスがあった。必然的なメダル量産だったと思っています」との考えを示す。 また、そういう要素をMMAでもフィードバック出来るかとの問いには「勝つための練習が出来ているか、出来ていないかじゃないですか。人種とか体格とか骨格とかは全然関係ないと思っていて、勝つための練習が出来ていれば勝てるし、そのための練習が出来ていなければ負ける。格闘技はそれだけのことだと思っています」と語った。 ●元谷友貴のコメント 「太田選手とリマッチということですが、いま太田選手は僕が以前対戦したときよりも強くなっているだろうし勢いもすごいと思う。僕はこの試合に対してしっかり仕上げて、前回は判定勝ちだったのですが今回ははっきり決着させたいなと思います! 少しでも成長した元谷を見せたいと思います! いい試合しましょう!」
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